2021年冬ドラマ〜現時点でのベスト3〜

昨年から突如ジャニーズにハマり(人生何が起こるかわからないもんだと自分で自分に驚いている)、Travis Japanの存在に日々励まされているわけだけど、映画やドラマや本ももちろん好きなまま。コロナ禍で制限される趣味もあるけれど、これらは自宅でもできるので、引き続き楽しんでいる。


特にドラマはTVerの台頭もあり、気軽にスキマ時間で楽しめるようになった。いい時代になったもんだな〜。せっかくnoteに登録したし、そんなドラマや映画、自分の好きなモノ・コトについても色々と書きたい、そして2021年は言語化能力を高めていきたい、ということで、大体出揃った冬ドラマ、1話〜2話を見終わった時点でのベスト3をば。得点をつけるのはあまり得意ではないので、あくまでベスト3というくくり。


1.天国と地獄〜サイコな2人〜(TBS 日曜21時)


脚本に森下佳子、メインに綾瀬はるかと高橋一生を起用して、期待しない人がいるのだろうか?(いやいない)。初回の最後で2人が入れ替わった際、そのさすがの演技に今後の展開が待ち遠しくてたまらなくなった。2話は入れ替わった状態のまま話が進んでいくので、基本的に、綾瀬はるかの中身は高橋一生〈日高〉、高橋一生の中身は綾瀬はるか〈望月〉なのだが、その演技がまあスゴイ。

2人とも佇まいまで男女逆転していて、場面写真を見るだけでも細かく役作りされているのがわかる。

綾瀬はるかは、「白夜行」の雪穂や、「わたしを離さないで」の恭子を彷彿とさせる、クールで、ミステリアスで、それでいて魅惑的な〈日高〉に。一方、高橋一生は、負けん気が強くどんなことにも果敢に立ち向かっていたはずなのに、形勢不利なこともあり、一気に弱々しく不安に苛まれてしまう〈望月〉に。中身が女性の高橋一生はかわいらしくてかわいらしくて(笑)、彼のコミカルな演技といえば「民王」を思い出した。あのドラマ、傑作だったなあ。ただ〈望月〉は2話の終盤、ある事から本来の望月らしさを取り戻す。ここの切り替えを表現する高橋一生、うまかった!

脇を固める俳優も、北村一輝、柄本佑、野間口徹、溝端淳平と、日曜劇場らしい実力派な顔ぶれで期待度は高まるばかり。おそらく、真犯人は別人なんだろう。柄本佑の同僚に迫田孝也を置くのもなにかあるのではと勘ぐってしまう。森下さんのことだから、このあといくつものアッと驚く仕掛けを仕込んでくれているはず。楽しみだ。



2.俺の家の話(TBS 金曜22時)


お待ちかねの宮藤官九郎と長瀬智也のタッグ!!待ってました!!大好きなタッグ!!演出に金子一紀さんもいらっしゃるし!!一見すると、放蕩息子が主役のドタバタホームコメディーなんだけど、その中には、現代において誰が直面してもおかしくない介護や相続、認知症、学習障害といったシリアスな内容も含んでいて。かといって重たくなりすぎないように、ほどよい塩梅で笑いも交えていて。セリフの中には温かくて胸に響く言い回しがいくつもあって。

これぞクドカン!といいたくなるような、極上のホームドラマに仕上がっていた。

長瀬智也、江口のりこ、永山絢斗が兄弟で、その親が西田敏行というキャスティングの妙たるや!しかも江口のりこの夫がロバート秋山(笑)、なんといっても戸田恵梨香〜!!絶対一筋縄じゃいかない、一癖二癖あるだろう、っていう配役で、案の定……ね!彼女の演技も大好きなので、長瀬くんのドラマに出てくれて嬉しいなあと。

ジャニオタになる前から、長瀬くんの俳優としての存在感や雰囲気が好きだったので、これで見納めなんて……ウゥ……クドカン、頼んだよ!!最高のドラマに仕上げてくださいよ〜!!!涙



3.書けないッ!?〜脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活〜 (テレビ朝日 土曜23時半)


ちょっと面白そうだと思っていたけど、気づいたら初回が始まっていて、Twitterで「生田斗真が中津※みたいだった」というのを見て、慌ててTVerで視聴。生田斗真の中津、好きだったもので。※「花ざかりの君たちへ」中津秀一役
【このオシドラサタデー枠ってリニューアルっていう位置づけなんですかね?これまで土曜ドラマって名前だったような?】

生田斗真は、「俺の話は長い」で、理屈っぽくて偏屈で不器用だけど愛おしい満を好演していて、それまではわりと天真爛漫な明るい役(それこそ中津みたいな)を演じることが多かったから、こんな役もできるんだ!しかも掛け合いもうまい!って見る目が変わった役者の一人で。小池栄子が好きなので、彼女とあそこまで(いい意味で)やりあえるのはすごいなぁ、って。

小耳に挟んだ通り、確かに主人公・吉丸(生田斗真)が無理難題ふっかけられて右往左往してる心境はほぼ心の声っていう演出。さすがにハマってた。ああいうピンチヒッター的な扱いって、業界あるあるなのかな?本人の状況的には笑えないんだけど、第三者目線だとなかなか面白い展開というかなんというか……。脚本家が主人公っていうと、「東京タラレバ娘」がパッと思いついたけど、恋愛とか人間関係がメインで脚本家としての悩みに重きをおいてたわけではないから、今回は

「脚本家の仕事がどんなものなのか」っていうのを知るという観点でも楽しめそう。

どんなふうに脚本家として独り立ちするのかなぁ。そもそもこのドラマの脚本、福田靖さんだった。そりゃ面白いわけだ。



次点
ドリームチーム(NHK 金曜22時)

金曜22時って、TBSとNHKとでいつも迷う。NHKのこの枠も結構面白いドラマが多くて、「これは経費で落ちません!」なんて、近年の個人的ベスト10に入るくらいお気に入りだった。同クールの金曜は「凪のお暇」「セミオトコ」「サ道」って個人的に豊作だらけで正真正銘の華金だった💐

ドリームチームは「あの子になりたい人生だった」というキャッチコピーに惹かれて鑑賞。手堅い作りで、3人を応援しつつ、その行く末を見守りたくなるようなドラマだった。見終わってスタッフさんを調べたら、脚本家はTBSの火曜ドラマ「初めて恋をした日に読む話」「あなたのことはそれほど」などなどを手がけている吉澤智子さんだった。はじこいもあなそれも、毎度終盤の引きが絶妙だったから、吉澤さんの名を見て、なるほど、だから続きが見たくなったのか〜、と納得。



とりあえず今のところ完走を決めたのは上記3つにドリームチームも含めた4つ。結果的に、これまで好んで見てきた脚本家さんのドラマを気に入る形となった。あとは前クールから続く朝顔も完走するつもり。そのほかのドラマは様子見しつつ。深夜帯はあまりチェックできていないので、おすすめがあれば教えてください!!!!