日記#2

 誰しも一度はなぞなぞやパズルを解いていて、天才的な閃きによって解答を得ることがあると思います。今日はそんな閃きの快感について個人的な経験を書こうと思います。

 高校の時の数学の授業で数列を扱っていた時。先生が黒板の前である問題の解説をしていた時、私はそれを聞きつつ、何か別の方法はないかと考えていました。普段なら考えても先生が解説している方法と大差ないものか泥臭く美しいとは言えない方法しか思い浮かばなかったのですが、その日は違いました。先生が解説しているものとは違ったアプローチで、それでいて美しいと思える解法が思いついたのです。その瞬間私は高揚から授業を聞くどころではなく、この美しい解法が正しいのか早く聞きたい、確かめたいというワクワクで頭がいっぱいになりました。ちょうど授業の終わりだったので、授業が終わったとたんに先生のところ行きました。すると先生は私の解放を褒めてくれました。今思うとありふれた解放だったわけですが、少しテクニカルでもあったので自力で頭を働かせて思いつけたことがこれほどまでの高揚を与えてくれたのだと思います。これ以降私はすっかり鋭い閃きの虜になってしまっているのです。


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