数学#1

 数学は哲学的な面白さがあります。難しい数式を扱うことは数学の面白さの一つに過ぎないのです。数式同士をつなぐ言葉にも面白さがありますし、数式が全く出てこない証明などもあるくらいですから、数学は言葉の学問だとも言えるのでは無いかと私は考えています。もちろんそこに論理は必要ですが。
 私の好きな数学のエピソードで、森毅先生が語られていた二等辺三角形の話があります。森先生は二等辺三角形は二等辺三辺形あるいは二等角三角形というべきだというのです。これには私もなるほどと思いました。この話の例で森先生は平行四辺形をあげておられます。平行は辺に関する情報なので図形の形状にも辺を用いるのが自然だと。また、その話の中で二等角三角形が二等辺三辺形出ることの証明も哲学的で非常に面白いのですが、ここでは割愛させてもらいます。
 では今回はここまで。また次回の記事でお会いしましょう。

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