信用してはいけない言葉

私、紅茶が結構好きなのです。

喉乾いて飲み物買うときは大概紅茶系の飲料(レモンティーやストレートティーなど)を選んでしまうほど。

でもね、美味しんだよ!美味しんだけども、ペットボトルの紅茶飲料って凄い甘いのよ。7割砂糖の味って感じがするのです。数年前まではそのお味に大大大満足だったのですが、最近になってコーヒーや紅茶のブラック状態のお味を知ってしまったからなのか舌が大人になってしまったからなのか半分飲むと満足ー!ってなるんです。(結果全部飲むけれどさ!)

だから最近は飲みたいけれど甘いからなーって考えがよぎって前ほど飲む機会は減っていってる現状なのです。

さて、ここからが本題なのです!

つい先日ね、名画座デビューをしたのです。名画座って言うのは上映終了した映画や過去の名作映画を2本立てとかで上映してくれる映画好きには何ともありがたい場所なのです。しかもお値段も安くてお金がない僕には本当助かる!!

その名画座で見たかったけれど上映期間中に見れなかった作品が2本立てで上映してくれると知って休みの日に行ってきました!

チケットもシネコンみたいなスベスベテッカテカのチケットでは無く、名画座のスタッフさんがオリジナルで作ったであろう紙のチケットで座席番号は赤いマジックで書くタイプ!そのいつもと違うチケットを見るだけでテンションが上がるのです。

飲み物の持ち込みだけはOKらしいので、名画座に設置されていた自動販売機で飲み物を買おうと思い、飲み物の種類を見ると炭酸飲料やら水、お茶がほとんど。それらを飲むとね頻尿だから映画どころじゃなくなるからどうしようかと思ってたら紅茶を発見したのさ!しかも“微糖”と書いていたんです!

“微糖”とは文字の如く微量な糖しか入っていない時に与えられる称号のことだ!こいつは良いや!と思い160円を入れてその微糖の称号を与えられた紅茶を買い、劇場に入ったのだ。

まあまあの人はいたけれど座席からちょこっと見える頭のほとんどは白髪か禿げた髪。若いのはほとんどいないのが新鮮で凄い嬉しくなった。ここに来てる人は映画を愛している人に違いない。そんな人達と時間を共有して同じ映画を見る。そして横には“微糖”の紅茶。なんとも贅沢な時間なんだろうととてもワクワクしてたら館内が暗くなり上映が開始された。

上映して結構経った頃喉が渇いたので“微糖”の紅茶を飲もうとペットボトルを開けて飲んだら驚いた!!

引くほど甘いのだ!!

普通の砂糖バシバシ使っているストレートティーとなんら変わらないくらい甘い。なんなら舌が少しヒリヒリするくらい甘い。これ微糖じゃねぇじゃん!!

ラベルをもっかい見ても堂々とデカイ文字で微糖とは書かれている。これね詐欺よ!微糖詐欺!

これね、缶コーヒーにしか見受けられない現象と思っていたのだけれど、まさかペットボトル紅茶業界にまで微糖詐欺が侵食しているとは!!もうビックリ!

そもそもよ!何を基準で微糖なのよ!もうね書いてて欲しいよラベルに!「弊社のストレートティーには何gの砂糖を使っているのでそれに比べたらこの飲料に入ってる砂糖は少量なのですが人によっては甘く感じるかもしれない“微糖”」って!

それなら微糖詐欺に会う被害者が減ると思うんだよね。どうですか?!飲料メーカーさん!!絶対その方がいいって!!

そういった事を考えてしまったので映画にはあまり集中する事が出来なかった。自称“微糖”の紅茶のせいで名画座デビューが少し台無しではないか。

けれど、近日上映する映画がこれまた上映期間中に見れなかった気になっていた映画を上映してくれるらしいのでリベンジしよう!!次こそは“無糖”の紅茶を持参して。

そして僕の中で最も信用してはいけない言葉ランキング1位に“微糖”が他を寄せ付けずランクインしたのだった。

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