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稽古を見るのも面白い

こんにちは。倉増哲州です。

昨日の記事でも少し書きましたが、
自分の出演しないお芝居の稽古に見学にいった。

人の稽古を客観的に見るのは、面白い。
(面白いという表現が適当かどうかは別として)

自分が出てないので、良い意味で作品と距離感を持ちつつ見ることができるし、
演出家も俳優さんもさまざま色んなタイプがいるので、
この人はこういう作り方するんだ~
この人はこういう方向のお芝居にしていきたいんだ~
あ、この台詞の言い方変わったら、受ける人はこんなリアクションになるんだなぁ。
みたいな感じで面白い。

芝居の稽古は簡単にいってみたら、そんなものの試行錯誤。
反復。

演劇では、演出家が俳優にこうして欲しい、こんな風に演じて欲しいという
オーダーを「ダメだし」
って言ったりします。
ここ最近は「ダメだし」って言い方も、ハラスメントの問題や、そもそもモノづくりの現場でお互い作品を良くしようという前提で稽古をしてるので、そもそも「ダメ」なことをしていてるわけじゃないとかなどなどの理由で、
「チェック」とか「ノート」とかいう言い方になって来ている流れでもあるようです。
まぁ、個人的には言い方はなんでも別に気にしないんですが…

そのダメだし、チェック、ノートを受けて、次の稽古でその俳優さんが
どんな風にお芝居を変えてくるのかが、個人的にはとても興味津々なわけです。

もちろんお芝居に正解は無いのですが、
(演出家さんによっては正解はある!っていう人もいますが)
そんなことはどうでもよくて、
どんな風に稽古で、お芝居の見え方が変わっていくのかを見るのは面白いし、勉強になるなぁと思うのです。

当たり前ですが、お客様には完成した作品を観てもらうのが大前提というか一番なのですが、
こういう作品を作る試行錯誤の稽古も観てもらうことも面白いのかもしれませんね。
需要があるのかどうかは別として。

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