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♪【着物】織と染

こんにちは!平団員の岸本です。
着物歴1年にも満たない私が着物について語っています。

大島紬(おおしまつむぎ)の話をしています。

今までの復習としては、
つむぎは式典には着ていけないカジュアル着物
だが、大島紬に関しては絹100%だ!!
 です。

着物には、織(おり)の着物と染(そめ)の着物というのがあります。
着物の模様をどう表現してるか。
織=織ることで模様を描く
染=出来上がった布地にあとから染めたりして描く

大島紬は、織の着物です。
模様を先に決めてから、織っていきます。

私が着物を愛しく感じる瞬間は、
作った工程を知る瞬間。
すっごい手間がかかるの。
大切にたくさん着ようって思います。

っていうか
糸を布にするだけでも果てしない作業かよ、と思うのに
同時に模様のことも考えないといけないとか…
すごくないですか?
なんでずれないの?
ほんますごい。

↑この模様後から描いてるんとちゃうんやで。。
↓拡大。

実は大島紬はそれだけやないねん

よくみないとわかんないけど、
この拡大図の方、白とか赤とかの色がついてるところ、
TTTTTTってなってるんですけど(十字にも見える・・)
これ他の色に染まらないように、絹糸に綿糸を締めて防染した結果なんです。(これをかすりっていいます)

この写真のだと、
全体が濃い青の着物じゃないですか。
まず、束になった糸全体をこの色に染める。
(大島は泥染めっていって、泥につけたりするよ。木の成分でも染めるよ。どっちも1回だけの作業じゃ終わらないよ。合計80回くらい染める作業を繰り返したりするよ。)
でも、綿糸で締めておいた部分は染まらないから、あとで模様になるの。

気が遠くなる作業、、
だって、その模様のところに締めた綿糸、あとでほどくんやで。いっこずつ全部。。。色変えるときは、赤のとこだけほどいて染料入れて、青のとこだけほどいて染料いれて、てやんねんで。ほんでまだ、布織る前の糸を作ってる作業なんやで。。(気絶

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