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OISCAボランティアレポートと書籍「松がつなぐあした」紹介

去年2021年は海岸防災林について考えて行動した1年でした。
アートディレクター&クリエイティブプランナーとして参加した「みやぎグリーンコーストプロジェクト」
このプロジェクトは東日本大震災から10年をかけ約1,300haの海岸防災林が再生。これから30年,50年の未来へ。若い苗を立派な海岸防災林に育(はぐく)む活動です。

初めて海岸防災林エリアへ行き
保育ボランティアの体験をしてきました。

OISCAの吉田さんと名取の海岸防災林


ボランティア団体OISCAが管理する名取の沿岸エリアの防災林。
まだまだ小さいながら、生命力あふれる若いクロマツに、さらに生命力たっぷりの葛やツル豆といった植物がからみついています。


「こうやって刈って、刈った草はこちらへ」「この松は、もっと小さかったんだよ」「葛はこんな性質、ツル豆はえんどう豆の原産種で…」などなど集まったボランティア経験豊富な皆さんに教えてもらいながら和気あいあいと作業は進みます。



クロマツの間に、動物の骨を見つけたりすると
野生動物が戻ってきてるんだと知ることもできました。

防災林の保育ボランティア
実際に来てみると、単純な作業ではないことに気付かされます。

もともとここにあった、町とコミュニティのこと
植物や野生動物などの自然科学の知識
土壌やエリアの再生など環境デザイン
そしてボランティア活動する心意気


OISCAは世界中で活動するNGOです。
東日本大震災を東京で体験した吉田さんは
海岸防災林の再生が必要になると思い
いち早く行動を起こしたとききました。

ボランティアの作業や集まったメンバーとのコミュニケーションや説明も説得力を感じました。なにより声が大きい!
OISCAや吉田さんやこの場所で出会ったメンバーが好きでボランティアに参加している方々もたくさん来ました。

「本ができたので読んでください」

「松がつなぐあした」は東日本大震災で失われた防災林の再生に取り組むOISCAの活動を中心に、名取市沿岸地域のこと、海岸防災林についてまとまった1冊です。


この約10年のあゆみと海岸防災林の役割
知らなかった沿岸エリアの様子を感じることができました。

気になる方はぜひ一読を!


みやぎグリーンコーストプロジェクト
アートディレクター 木村麻理(bmpd)


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