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アイディアを思いついた時?リリース時?クラウドファンディングを始めるタイミング

「思い立ったが吉日」という言葉がありますが、クラウドファンディングの場合はそれが全てではありません。クラウドファンディングを始めるのに最適なタイミングを解説します。

クラウドファンディングの効果を予習

始めるタイミングを理解するのに役立つ、クラウドファンディングによってもたらされる効果を予習してみましょう。

クラウドファンディングによってもたらされる主な効果
・資金集め
・マーケティング
・PR・宣伝
・ファンづくり

このように、クラウドファンディングによってもたらされる効果はいくつかあります。それぞれの効果の解説はここでは割愛するとして、これらをプロダクトや作品の発表時期と照らし合わせてみるとこのようになります。

クラウドファンディングによってもたらされる主な効果と時期
・資金集め:発表前
・マーケティング:発表前
・PR・宣伝:発表前〜発表時
・ファンづくり:発表前〜発表後

つまり、全てに共通しているのが発表前を含むこと。(ファンづくりは発表後も効果が見込めます)。クラウドファンディングの効果を最大にするには、プロダクトや作品の発表前〜発表時に行うべきだ考えられます。

発表前〜発表時って具体的にいつ?

ひとくちに発表前〜発表時と言ってもなかなかイメージがつきづらいと思います。ここではその時期を具体的に説明します。ポイントは、プロトタイプ作成後かつ発表前であることです。

商品やプロダクトの場合
試作品(プロトタイプ)はできていて、これから価格をつけて売り出すタイミング

アート作品の場合
過去に同様の作品を制作しているか、すでに形がある程度見えるところまで制作が進んでいて、これから展示を行うタイミング

演劇や舞台の場合
過去に同様のジャンルの公演をしているか、すでに内容がある程度見えるところまで稽古や制作が進んでいて、フライヤーデザインなども完了しており、これからチケット販売を行うタイミング

ウェブサービスやアプリの場合
ベータ版やステージング環境で開発が完了していて、ユーザーにプロトタイプを触ってもらえる段階まで来ており、これから発表や販売を行うタイミング

音楽CDやDVDの場合
すでにある程度の形(楽曲であればデモ版、映像であればトレイラーなど)ができていて、これから本番のレコーディングや発表を行いタイミング

映画の場合
これまで製作実績があるか、本作に関してすでにある程度の形(脚本、キャスティング、一部の撮影、トレイラーの制作)ができており、それを公開できるタイミング

少しイメージが湧いたでしょうか。このように、発表前であるだけでなく、ユーザーにある程度の形や内容が想像できる情報が用意できることも念頭においてタイミングを決めるのがおすすめです。

ファン作りの場合は?例外はあるの?

一番最初の段落で、「ファンづくり:発表前〜発表後」だと書かせていただいたように、既存のファンとのエンゲージメントを深める目的であれば、すでに作品などが発表されたあとでもクラウドファンディングを行えます。例えば、以下のような場合です。

・すでに発表されている楽曲のリマスター
・すでに発表されている映像の特別版を公開
・すでに発表されているイベントの追加枠を販売
・すでに発表されている作品をもっと豪華にする・宣伝するなどの追加費
・ファンへの感謝企画

また、ファンはアイドルやタレントなどの場合だけではなく、プロダクトやブランドについているファンの方も対象にできます。

クラウドファンディングは「刈り取り」。耕しを忘れずに

ここまでは具体的なクラウドファンディングの実施時期について説明をしました。少しイメージが湧いたでしょうか?
最後に大切なことをひとつ。具体的な作品やプロダクトの発表前であることと同じように、クラウドファンディングを行うのは「刈り取り時」であることも覚えておいてください。例えば、上記の例のCD販売、ライヴの発表、プロダクトの発表前にクラウドファンディングを行う時に、十分な宣伝やSNSでの繋がりを作っておいたり、実績を積んで信頼の土壌を耕しておくことを忘れずに。もし、プロジェクトの時期で迷っていることなどがあればMOTION GALLERYのスタッフに気軽にお尋ねください。


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