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親愛なる、

5月21日、22日
絶対に忘れたくない、忘れられない2日間について、私なりにここに記す。

※尚、1日目と2日目共通の曲については、
まとめて書かせていただきます。

5月21日 Day1

炎天下の中。グッズを買い、くじを引くために
並ぶその時間ですら、今となっては思い出でしかない。
売り場で爆音で流れるミセスの曲たち。
合間に聴こえるリハの重低音。
数えきれないほどの、ミセスのグッズや服を
身につけた人たち。
それだけで胸がいっぱいになる。

乃木坂ファンの友達との参戦。
グッズ販売開始までの2時間半、ミセスや乃木坂について語らいながら待つ。
本当に今日会えるんだね、楽しみだね。


入場。席はスタンド3階最前列。
思ったよりよく見えて、煌びやかなセットを
眺めながら刻一刻と近づく開演を待つ。

まずは乃木坂ステージ。
華麗で可愛くて、それでいて「努力」や「軌跡」を感じるパフォーマンス。
隣で幸せそうな友達を見て、ただただ「来られてよかった」と思う。

数曲パフォーマンスをした後、次曲は
「きっかけ」

元々この曲が好きだった。曲調と歌詞が印象的。
聴けて嬉しいな、と耳を傾けたのも束の間。

ステージ中央から登場したのは、我らがボーカル。
悲鳴に近いような歓声。状況理解に時間がかかる。
歌ってくれるの?一緒に?
いや待て、まず髪色が変わっている。
感情整理がつかないまま、歌い始める。

“交差点の途中で 不安になる”

会場がざわめく。
おそらく、「初めて生で彼の歌声を聴く」
乃木坂ファンの方が一定数いたあの場。
そのざわめきに胸が一杯になる。

上手いでしょう、素敵でしょう、聴いてね、と
ただただ誇らしく嬉しい。

キーの高さ、声量。圧倒的。
ハモリを歌う時には声量を抑える配慮。
自分が歌わない時には、ずっと口パクで歌詞を
口ずさむ。
そんな貴方が大好きだ。

ずっと忘れられない。何度も蘇る。
会場のざわめき、熱気。
終演後SNSに書き込まれた、「大森さんの歌声に感動した」「一緒に歌ってくれてありがとう」の声たち。
私は忘れないと思う。

パフォーマンスが終わり、一度暗転から覚める
会場。
楽器のサウンドチェックをする音が響く。
それだけでもう、心臓が早くなる。

暗転。先程の心臓の音と呼応するかのような
心音のようなSEと、煌びやかな照明、歓声。
待ってましたと言わんばかりに立ち上がる2万人。

3月ぶりに会えた。やっと会えた。

ANTENNA
蘇るAtlantis。また聴けた、嬉しい。
やっぱりライブの一曲目に相応しい、
“Boys and Girls”。

いつも一曲目は、いやもしかしたら最後まで、
今目の前のこの光景は本当に現実なのかと、
どこか夢心地で過ぎていく。

“愛を捨てるの?本気で?疲れてしまったの?”

Atlantisでも息を呑んだ、あまりにも綺麗な
りょつが奏でる音。切なくて優しい。
やっぱりりょつが奏でるキーボードが、ピアノが、フルートが大好きだ。再確認。

ナニヲナニヲ
思わず叫んでしまった。全く予想していなかった。
「雄」と言うに相応しい、ロックなMrs. GREEN APPLE。ただただかっこいい。
何より、今回は対バンライブ。
対バン相手のファンも沢山いる中での、この曲。痺れる。
共鳴しつつも心地良くぶつかり合う歌声、ギター、キーボード、ドラム、ベース。
初めて生で聴けた曲、また一つ増えた。

Simple
短いMCの後、「久しぶりの曲やります、Simple!」

ずっと聴くのが夢だったその言葉。
そしてSimple。ありがとう、ありがとう。

ただただ楽しかった、に尽きる。

“この世は終わっちゃなんかいない”
貴方たちに出逢えてから、そう思える。

熱を抱き無償に愛して。

ライラック (Day1, 2共通)
ギターを弾き始め、ライラックだと認識した瞬間の歓声が忘れられない。
初めて生で聴くライラックのギター。
本当に、最高にかっこよかった。貴方は私の
ギターヒーロー。ずっと。
貴方のおかげで、またギターを頑張ってみようと思えた。
きっと沢山沢山練習してくれたであろうギター。
ありがとう、1番かっこよかったです。

これからも沢山ライブで聴きたい曲。
“されどBy my side” “たかがBy my side”の
大森さんの真似をした手の動き、
最後のコーラス。
明日筋肉痛になることも、声が枯れることも厭わないと思った。

“不完全な思いも”からのギターが大好きで。
同時に、ピンで照明が当たり、大森さんのギターと歌声だけが響く空間。
切なくなると同時に、
“不安だらけの日々でも愛してみる”という1人の人間の思いをより感じられるような気がして、
好き。

最後の “愛せてる”、2日とも良い顔してたな。
愛せていますように。

青と夏 (Day1, 2共通)
ライラックからの流れ、ずるすぎる。
ライラックとはまた違う、真っ青な春。
知名度が特に高い曲。歓声もより大きく感じられる。
会場の端まで行き手を振るりょつ、端まで行き
笑顔でギターを弾くひろぱ。
ステージの真ん中で歌う大森さん。

ミセスが楽しそうで、楽しい。

“夕焼けの「またね」”。
互いに手を振る。

“いつか忘れられてしまうんだろうか”。
毎回泣きそうになる。
客席を見ながらそう歌う大森さんに、心中で
呟く。「忘れるわけがない」と。

Loneliness (Day1,2 共通)
そう思っていたら、この曲。苦しい。
1日目のLonelinessも、ただただ放心しながら
観て、聴いていた。

ただ、私は2日目のLonelinessが特に、忘れられない。

まるで命を削っているかのような、内から感情や
孤独を振り絞っているかのような、上手く形容し難いけれど、思わず顔を顰めながら観ていた。

まず歌い方。歌唱力や声量は言うまでもなく、
表現力。

がなり声、声の力強さ、時に脆さ。
加えて全身を使った表現力。
手の動きや歩き方、一挙一動から目が離せなかった。
今までに観た、どのLonelinessとも違ったように思う。

もう一つ忘れられないのが、間奏のギター。
原曲とは違うアレンジ。叫びのような、泣き声のような、全身が震えるようなギターだった。
会場からも声が漏れた。
本当に、かっこよかった。


しばらくこのLonelinessから抜け出せそうにない。

Feeling
この曲には何とも言えない心地良さがある。
思わず体を揺らしながら聴いてしまう心地良さ。
良い意味で力を抜きながら。

“手を取られ引っ張られ”の時、歌詞通り手を取られて引っ張られる動きをした大森さん、とても
素敵だった。

“私はきっと愛されてる”と唄う大森さんの表情、
何だか嬉しかった。

Soranji (Day1,2 共通)
良いのだろうか。毎回、ライブに行くたびに
聴かせて貰っている、ありがたいことに。

両日とも、会場にはメンバーの名前を呼ぶ声が
長く響いていた。

どのくらい続いただろうか。
まるでその場を制すかのような、一瞬で空気を変える、息を大きく吸う音。
“貴方に会いたくて”。

毎回ここで崩れ落ちてしまう。
いつもいつでも、ずっと特別な曲。

毎回思う。
この曲だけが持ち、発するエネルギーがある。
同時に、それを貴方自身の身体から発していないかと不安になる。
自分自身を削っていないかと。

唄ってくれる度に思う、「消えないでほしい」と。

唄ってくれてありがとう。
また聴けたから、「生きてて欲しい。」と言って
くれたから。
生きるしかない。

“我らは尊い。”と歌い上げる姿が忘れられない。

Dear (Day1,2 共通)
「新曲をリリースしました、聴いてくれましたか?」と問われ、全力で応える。

まさか、本当に歌ってくれるなんて。
イントロから鳥肌が立つ。
この会場で、この音響で。
壮大、圧巻。それに尽きた。

“鳥の群れは明日へと飛び立つが”
“鳥が羽ばたく様には行かずとも”

Soranjiとはまた違うエネルギーを感じる。
けれど、どこか通ずるものも感じる。

“螺旋階段のように”で、MVと同じ手の動きを
してくれたのが嬉しかった。

一つ一つの詞に込められた意味を噛み締めながら
ただただ聴き入る。

ただただ、聴き入ってしまう。

正直夢心地で、「とんでもなかった」の記憶に
尽きてしまうことが悔しい。

リリース翌日。
本当に聴けてよかった。

大好きな曲です。生んでくれてありがとう。

Magic (Day1,2 共通)
待ってました。
行く前から「一緒に聴けたら良いね」と言っていた曲。嬉しかった。

これでもかというほど跳び、痛くなるほど
手を振り、枯れるほどに声を出した。

最高に楽しかった。この曲の高揚感、多幸感、
会場の一体感が大好き。

VMAJぶりのMagic。
この曲は魔法だ。

最後のMC。
「最後の曲です。」と歌い始める。

ぐるぐるカーテン カバー
思わず友達と叫んでしまった。
それは聞いていない。
歌い演奏するそのクオリティ。
ミセス色と原曲の良さの共存。
りょつとひろぱのコーラスの可愛さ。
興奮で記憶が薄くて悔しい。
一つ言えるのは、やっぱり貴方たちは最高だ。

ケセラセラ (Day1,2 共通)
ありがとう。それに尽きた。
毎日、今日を生きるために、乗り切るために
何度聴いたことか。これからも何度聴くことか。

始まる前に、乃木坂ファンの友達と予行練習を
した手拍子。
思わず顔を見合わせながら手を叩く。
何て幸せなんだろう。

毎回聴くたびに泣きそうになる、ファンファーレ
パート。
多幸感に溢れているのに、なぜだろう。
多幸感に溢れすぎているから、切なくなるのかも
しれない。

嫌でも見せられる、顔を覗かせる「現実」。
ライブが終盤に向かっているという事実。

だけどその瞬間目に映る3人は、幸せそうな
顔をしていた。

ああ、明日も生きよう。
無条件にそう思えた。  


5月22日 Day2

CHEERS
最高だ。もう楽しい、幸せだ。
乾杯、万歳。

一曲目で、明日喉が潰れる覚悟をする。
良い。幸せの証だ、幸せと引き換えだ。

“Bye-Bye”のがなり声、最高にかっこよかったな。

盛り上がる曲は、「楽しかった」という記憶のみ
鮮明で、上手く言葉にできないのがもどかしい。

アボイドノート
Atlantisぶりだね。
低音の魅力も冴え渡る。

この曲のギターが好き。ずっと聴いていたい。
弾く姿を見ていたい。

「ジャンプ!」の掛け声で揺れる横アリ。

“吹かない風 靡かない樹々”からのギタータッピングが凄まじい。
モニターに目を凝らし、耳は音に傾ける。鳥肌。

本当に貴方のギターに出会えてよかったな。

改めて、歌詞がとんでもない。

インフェルノ
何度聴いても、心震えるかっこよさ。

りょつの「横アリー!」に沸き立つ。
嬉しかった。聴けた。

永遠は無いんだと分かっているけれど、
ずっと続けばいいのにと願ってしまうね。

歌詞通り炎が立つ会場で、ただただかっこよさと
そのかっこよさと共にある歌詞のメッセージ性に息を呑む。

最後のギター。2人が向き合う姿はかっこよくもあり、
モニターに映るニヤけた顔に思わずつられる。

こういう姿をずっと見ていたい。

Blizzard
歌い始めた瞬間の、斜め前にいた女性の嬉しそうな顔が忘れられない。
分かる、分かるよ。

また、座って歌っていた。
ただ座っているだけではない。

体を自在に操るかの如く、手足を動かす。
時に歌詞通り地団駄を踏み、リズムに乗り、
滑らかに動かす。
一瞬たりとも目が離せない。むしろ目を奪われた。

その表現力の高さな脱帽する。
目が幾つあっても足りないほどに、目を見張るような魅力がある。感服。

Propose
初めて生で聴けた、ありがとう。
イントロが、メロディーが好き。気持ち良い。

照明の色が綺麗だった。
且つ、原曲とは違う歌い方、アレンジ。

まるで音で遊んでいるかのようで、毎度声を上げそうになった。

歌い方のアレンジだけでなく、音もアレンジされていた。

とても好きだった。
上手く形容できないので、いつかまた観られることを願う。

“独りで寂しい僕が居る”。

※他、両日共通曲。前述参照。


ケセラセラ前、MC。
「最後の曲です。」

ああ、終わってしまう。と思ったのも束の間。
意表をつかれ、度肝を抜かれた。

DANCER NIGHT (カバー)

ジャジーでお洒落なアレンジ。それでいて
imaseさんや原曲へのリスペクト。
なのに、ミセス色。

何より完成度の高さ、演奏力、歌唱力。
歓声に包まれる会場。

いつもとはまた違うミセスの音、歌声。
聴けてよかった。

「間違えちゃった」と照れ笑う大森さん。
そういうお茶目も、毎回好き。

「最後の曲です。」

青のすみか カバー
先程とはまた違う、ミセス色。
最高にかっこよかった。思い出しても、それに
尽きる。
未だに余韻が抜けないほど、印象的だった。
まだどこかで映像を観られることを強く願う。

ギターもキーボードもかっこよかった。
ミセスの曲を歌う時とはまた違う歌声の魅力も
忘れられない。

対バンの魅力、これか。
他のアーティストさんたちの曲を浴びるのも、
互いのファンが互いのアーティストを褒め合う
SNSの言葉たちも含めて、
初めての対バン、行けてよかった。

初めての対バンがこの2日間で、本当によかった。


親愛なる、Mrs. GREEN APPLEへ。

私はやっぱり、貴方たちの音楽が、歌声が、
演奏が大好きです。

生で浴びれば浴びるほど、その気持ちが更に
募って苦しいほどに。

だからこそ、何度でも会いに行きたい。
聴きに行きたいんです。

この2日間。このために頑張ってきてよかったと
心から思った。
また会えてよかった。また会いに行くね。

Dear Mrs. GREEN APPLE
強く誓う 愛したい

愛しています。









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