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静岡銀行×静岡ガス×HIRAC FUND 若手メンバー交流会を開催

こんにちは、静岡ガスよりHIRAC FUNDに出向している近藤です。

2024年3月8日(金)、HIRAC FUNDのLP出資企業である静岡銀行様、及び私の出向元である静岡ガスの若手社員と、HIRAC FUNDのキャピタリストによる交流会を開催いたしました。

今回は交流会を開催した背景、当日の様子や参加者の感想などを、徒然と書かせていただきます。


交流会の概要

改めてとなりますが、HIRAC FUNDのLP出資企業である静岡銀行、静岡ガスの若手社員(行員)と、HIRAC FUNDのキャピタリストによるパネルディスカッション、交流会を開催しました。

地域に根差し業務を通じて地域活性を目指す企業の社員と、スタートアップへの出資を通じてイノベーションの創出や地方創生への貢献を目指すVCのキャピタリスト。

この2者が近い距離で意見交換することで相互理解するとともに、異なる経歴を持ち、東京・地方それぞれで活躍する同世代と交流することにより、違った価値観やキャリア形成の考え方を学び、参加者のモチベーションを向上させることをコンセプトとした交流会でした。

交流会開催の背景〜出向期間中に感じたVCの姿勢やモチベーション

先に私について書かせていただくと、2023年8月からHIRAC FUNDに出向し、現在は他金融機関から出向者3名とともに、キャピタリストをはじめとするHIRAC FUNDのメンバーからサポートいただきながらVC業務に携わっています。

私は2011年に新卒で静岡ガスに入社し、HIRAC FUNDが初めての外部出向経験となります。出向の目的は、VC業務やスタートアップの考え方等を学び、その知見を出向元に持ち帰るとことです。出向元から離れ日々キャピタリストと時間を過ごす中で、能動的に新しいことへチャレンジするキャピタリストの“仕事に対する姿勢”や“仕事のスピード感”など、自身が経験していた出向元での働き方との違いを強く感じるようになりました。少しずつではありますが、私自身もキャピタリストに影響を受け仕事への姿勢が変わってきたと感じています。

組織人数や企業文化の違いはあれど、チャレンジ精神や仕事に対するモチベーション(責任感)を出向元に少しでも還元できないかと思い、同様の想いを持っていいた静岡銀行から出向している原と今回の交流会を企画しました。

交流会の内容

今回の交流会では、甚野檜山太田3名の若手キャピタリストと同世代の、30歳前後の社員を対象としました。また単なるパネルディスカッションではなく交流会も行い、よりキャピタリストと近い距離で会話し人柄も感じてもらうことで、キャピタリストを別世界ではない身近な存在と認識してもらいたい、という背景もありました。

前半のパネルディスカッションでは、VCの業務内容と、スタートアップ界隈におけるVCの役割を説明しつつ、静岡銀行及び静岡ガスの取り組みの共有を行いました。

その後は、VCが考える「スタートアップ×地方企業の連携」におけるそれぞれの役割や大事な点についてのパネルディスカッションの時間。

キャピタリストからは、地方企業が持つ地域でのプレゼンスや地域との繋がりはスタートアップにとって魅力的であるため、地方企業がコミットメントをもって協業を推進していくことが重要であるという話がありました。

パネルディスカッションの後半では、VC業務のやりがいや、キャリア形成、高いモチベーションを維持しながら仕事をする秘訣について語ってもらいました。

創業間もない企業が、出資を通じて事業を拡大し、社会に貢献していくことや、スタートアップ起業家の強いパッションに触れることにやりがいを感じること。また、投資家の判断・発言で企業の動向を左右するというプレッシャーもある中、日本をより良くする、豊かにしていくことを目指し、ワクワクしながら仕事をしているとキャピタリストの考えを共有いただきました。

後半の交流会では、少数のグループに分かれ、軽食を囲みながらより近い距離で雑談も交えながらの意見交換を行いました。

参加者の皆さんは、キャピタリストの仕事やVCと地方との具体的連携について積極的に質問し、中には「こんなスタートアップがいれば紹介してほしい!」というお願いする方もいました。

参加者の皆さんの声

参加者は転職経験のない社員であり、普段の業務ではスタートアップやVC等、異業種の方とお付き合いする機会がない者も多く、中にはVCのことをほとんど知らない社員もいました。

参加の目的は、自分の知らないスタートアップ投資の世界を知りたい、社外の方との交流で視野を広げたい、出向に興味があるなど様々でしたが、バックグラウンドの異なるキャピタリストの話を非常に関心高く聞いていました。

交流会後、参加された皆さんからは

  • 既存事業とスタートアップをコラボさせたり、投資したりすることは当社の成長のために必要なことだと感じた。

  • スタートアップ側の視点(資金調達の難しさや事業へのコミットに関する考え方)について学ぶことができ、今後のスタートアップとの付き合い方を考えるきっかけになった。

  • キャピタリストの基本ポジティブな思考が新鮮だった。HIRAC FUNDのスピード感を自社も取り入れていくべき。

  • VCの投資に対する考え方や経営者とのかかわり方など、生の声が聞けたことが非常に貴重だった。

との感想をもらい、開催の目的は達成できたのではないかと感じております。

交流会を終えての感想

最後までお読みいただき、ありがとうございました。最後に、今回企画した近藤・原両名の想いを綴らせていただきます!

左から:近藤、原

近藤祐輔(静岡ガスから出向)

今回の交流会企画において、「出向元の若手社員は興味があるのか、参加してもらえるか・・・」という一抹の不安がありましたが、参加申込が想像以上のスピードで埋まったこと、当日の参加者の方の姿勢から、私の想像以上に出向元の若手社員のイノベーションに対する興味関心が高く、頼もしく感じました。

今後は、同様の取り組みを他LP企業様とも実施していきつつ、出向者を起点としてHIRAC FUNDとの交流機会を増やし、イノベーションに対する知見やモチベーションを出向元に持ち帰えられればと思っています。

原知輝(静岡銀行から出向)

この度、近藤さんと共に交流会を主催させて頂きました。静岡ガス様は、同じ静岡県内のLP企業様でもあったため、合同での開催は企画の段階から楽しみにしていました。

交流会では、参加者の皆様が積極的に議論や質問に参加し、ファンドメンバーとの意見交換に熱心に取り組んでいる姿が印象的でした。特に、若手行員が地元企業との繋がりや考えを深める機会となり、新たな発見や学びを得ることができたことは素晴らしい成果だと感じています。

出向者の立場から、出向元に貢献できる内容を取り入れたことで、満足度の高い交流会になったと感じています。今後もこのような取り組みを継続し、出向者としての役割を果たしつつ、地域企業との連携強化やイノベーションの推進に向けて努力していきたいと思います。

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