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無礼者にならないように気をつけるほど無礼者になってしまう

『無礼者!』


時代劇などで聴きそうなセリフですが、日常ではなかなか口にしないし聴くこともないですね(笑)


でも、言われないだけで、自分自身が人様に無礼を働いていないかと気にしています。



面と向かって言われなくても、陰で『アイツは無礼者だ』なんて言われているのではないか?と気にしがちなのは僕の性分みたいです。


僕はパーソナルトレーナーなので、お客様に対して無礼者になっていないか?を気にしていますが、


実は無礼者になっていないか?と気にすること自体が無礼な行為なのではないかと思う時がありました。


例えば、お客様が楽しい話をしたいのに、無礼を働かないようにとこちらが気にしすぎたせいで、なんか変に気を遣ってしまったというか、


面白い話に対する自分の率直な気持ち、考えではなくて、『嫌われないように』が先行してしまう感じです。



もちろん嫌われないようにするということは、相手を不快にさせないということであり、大切なことだと思います。


しかし、それは同時に足枷となります。
身動きが取れなくなってきて、話を合わせるのが精一杯。
楽しいを共有したいというお客様の気持ちと真逆な方向を向いてしまっていました。


それは結果的に、無礼者になっていたと思います。


礼儀というのは人としての誠実さであり、相手を尊重する気持ちのもとで成り立ちます。


相手があってこその『礼儀』になります。

だから、本当の意味で無礼者になりたくなければ誠実さを極めるほうがよっぽど良いと思いました。


ここで言う『誠実さ』の意味は


真摯に相手と向き合う気持ちだと思います。

『嫌われたらどうしよう』


じゃなくて


『どうすると双方にとって良い状態になるのか』


という前向きな、生産的な、建設的な、



そういった気持ちを持っていくことの方が大事だなと考えています。


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