日本フットボールリーグ(JFL) 第25節 VS ヴェルスパ大分〜7分が意味するものとは〜
おはようございます。こんにちは。こんばんは。
先週は仕事が忙しく、更新ができませんでした。
言い訳になりますが申し訳ありませんでした。
さて、切り替えて今回は10月10日(日)に行われたJFL第25節 vsヴェルスパ大分戦のマッチレビューをお届けします!
① スターティングメンバー
https://iwakifc.com/matches/top_team/2021/1010_017171.php より引用
honda 戦の大敗を受け、前節からは相手のフォーメーションに合わせてマークのずれを無くすためにミラーゲームになるようなフォーメーションを採用した。
ボールの非保持の局面では、谷村選手が相手のアンカーを消し、3-5-2のような形に可変。
平岡選手、鈴木選手は2トップのような形になり、相手GKへ、センターバックのパスラインを消しながらプレス、蹴らせたボールを回収することが狙いであったと思われる。
② 試合の強度を決めるもの
今節の試合の中で多くの観客が感じたと思います。
あれ、対戦相手のプレーがラフで危なくない…?
審判全然ファウルとってくれない…
審判や相手チームが今節の試合を壊したのか…
答えはNOです。
前半途中に田中選手の交代もありましたが、審判団のファウルの基準も一定のものを感じましたし、ゲーム自体をよくマネジメントしていた印象を持ちました。
球際の攻防とセカンドボールをどちらのチームが拾うのか、0-0のスコアレスの試合の中でも、お互いの自力を出し切ったような試合に思えました。どちらのチームも失点数の少なさが売りのチーム。堅い試合になったのは当然かなという印象を持ちました。
③ヴェルスパ大分のねらい
ヴェルスパ大分はボールを保持しながら試合を進めていくチームの印象があるが故に、今節のヴェルスパ大分のゲームプランには正直驚きました。
ここまでボール保持率の低い試合は無いのでは?と思うほど、しっかりといわきFCをリスペクトした上で、敢えて同じ土俵に乗ってきた。ゲームを通して、カウンターやトランジションの局面が多かったのはそのためであると考えます。
大分は3トップを前に残すような形で、カウンターを狙う。
当然前残りの選手が多いほど、サイドのスペースは空くことになるが、それは割り切っていた様子。
特に前半はウイングバックに入った日高選手、嵯峨選手がフリーでボールを持つシーンが多かったのはヴェルスパ大分が敢えてボールを持たせていたと言えるでしょう。
プレビューの紹介にもあった利根選手には、岡田選手と嵯峨選手が2人で見るようなダブルチームでマーク。試合をトータルで見れば抑えられたと言えるのではないでしょうか。
正直な話、利根選手はいわきFCの選手にはない能力を持っている印象があります。詳しくは次の章で書こうと思います。
④ いわきFCが点を取るために…
折り返しのヴィアティン三重戦から7試合を消化して、12得点6失点。HONDA戦の5失点を抜けば6試合で1失点。
驚異的な失点数の少なさである。
故に、勝ち点を1から3に変える得点が欲しいところ。完全に欲が出ている感は否めません笑
いわきFCの得点パターンとしては、
ランダム性のあるセットプレー
ペナルティー エリア外からのクロス
基本的にはこの2つになるだろう。
簡単なことではないが、ペナルティー エリアへの進入回数、エリア内でのラストパスの本数が少ないのが課題なのではないかと思います。
上記を達成するために必要なことは、
ドリブルで相手を剥がしたり、切り込める選手
ワンツー、バックドア、フットサル的な少人数での崩しのパターン
この2点かなと思います。
金大生選手や嵯峨選手はクロスを上げるための仕掛けが多く、直接シュートに行くシーンは少なめ、クロスを上げるためのドリブルがメインなると思います。ウインガータイプのゴールに向かって抜くドリブルができる選手はいわきFCの補強ポイントになると個人的に思っています。
前線の選手も、前向きな状態でタイミングをずらしてシュートを打ったり、逆足での精度が無く、相手に読まれてしまう(主に古川選手や鈴木選手)。
単騎での突撃やフィジカルプレーは得意だが、パスミスや味方とのコンビネーションに難がある谷村選手など、まだまだグループやユニット単位での仕掛け、崩しには課題が残る試合だったと思います。
宮本選手や山下選手といった選手が常にラストパスを出せるわけもありません。
相手の崩し
どのチームも永遠のテーマになるでしょう。
簡単なことではありません。レビューに書かずともプロの選手達、プロのスタッフ、わかっていないわけがありません。
残りの試合、どのように点を取っていくのか、そこに注目したいと思います!!!
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