JFL 2021シーズン第19節 いわきFC vs ヴィアティン三重 「フィジカル軍団がJFLを優勝する話」その2
こんにちは!
昨日の記事に引き続き第二弾ということで、試合のレビューを書いていこうと思います。
ただし…
後半に関してはかなりイレギュラーな環境でサッカーになり、現象としてはかなり分析しづらい部分があるのでメインは前半の振り返りになります。ご容赦ください🙇♂️
1スターティングメンバーと狙い
https://iwakifc.com/matches/top_team/2021/0822_017166.php より引用
久しぶりの3バック、狙いはたくさんあるとは思いますが、ボール保持時の安定性が課題だということは先週のサトシの部屋でも明かされました。ヴィアティン三重が4-4-2で来るだろうとの予想もあったが蓋を開けてみるとあらビックリ、
三重はディフェンス時5-4-1のようなブロックを引き、いわきにボールを持たせながらカウンターを狙うような立ち上がりを見せたのです。
このようにいわきFCのセンターバック3枚に対してマンツーマンの形で合わせ、ボールを外回りさせるようなブロックを形成していました。
②原因は配置ではない
じゃあ4バックにすれば上手くいくのではないか、とフォーメーションや配置の部分でこのボール保持の課題が解決するほどJFLの世界は甘くはありません。
私自身が試合を見ていく中で出た課題は大きく分けて2つ
1. DFラインとGKの個人戦術の無さ
2. マークを外す動きのないFW達
1に関してはやはりセンターバックの3枚がパスだけで相手を変えていこうとする意識が強すぎるせいで、ロングボールを蹴ってもセカンドを回収する確率がかなり低い、やはり自ら持ち運んで相手を引きつけたりするような回数を増やしたり、相手を列を超えていくポジションを取らなければいけない。
もうひとつ注文をつけるとしたらGKの坂田選手にはショートパスでボールを落ち着かせる場面が欲しい。下記のシーンのようにDFラインが被らないポジションを取るだけでボールを受けれるシーンが数回見受けられた。
今節は飲水タイム後に4バックしたことで、幅をとる人(右サイドは理久、左サイドは大)が明確になり、37分のようなシーンを作ることができている。
2つ目の攻撃陣の動きに関して、
この試合全体的に楔のボールを入れる意識とその後の関わり方をトレーニングしてきたのかなと見て取れるシーンが数多くあった。
中央に多くの選手を配置して、
楔→前向きな選手に落とす→シュートまで繋げる
といったシーンが数多く見られた。
しかし、相手の警戒が強い中央に人を割けば割くほど自分自身がフリーになるためのスペースと時間が短くなる。
ポジションを取り直す時間がいわきは少ない(やっているサッカーの都合上)のでかなりしんどい。
ただし…
直近の数試合を見る限り、攻撃に関してはかなり再現性のある形が見られたので外と中のボールの出し入れを増やして相手を動かすようなパスが増えればチャンスシーンはもっと多く作り出せると思います。
③なぜボール保持に偏るのか
私自身の記事を見ているといわきFCの守備ではなく、攻撃面の課題に言及している内容が多いと思います。
いわきFCの失点を見ているとボールを失った後のカウンターなどのパターンが多いと思われる。
戻るスピード
と田村監督がおっしゃっていたように、
どこに、どのように、どんなスピードで戻るのか
そこを整理するのと同時に、不用意なボールロストを無くすボール保持の質(主に個人戦術の部分や2〜3人の関わり方)を改善しない限り、今節のようなブロックを作る相手には特に前半点を取れなくなると予想される。
前半に同点以上で折り返せば負け試合は0のはず…
今週末の高知戦はそこに注目して試合を見ていきたい。
また、今節は直接試合の映像を切り抜いて貼らせていただきました。
試合画像を載せることは禁止にはなっていませんが(上記サイトを参照)、削除依頼がある場合には対応いたします。
ご覧いただきありがとうございました!!!!
試合画像引用元
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