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日本フットボールリーグ(JFL) 第22節 VS MIOびわこ滋賀〜保険と予防は計画的に!!〜

おはようございます。こんにちは。こんばんは。


今回は9月12日15:00キックオフのJFL第22節vs MIOびわこ滋賀のマッチレビューをお届けします!

新システムが機能した前節を踏まえて、いわきFCはどのようなプランを持って今節に臨んだのでしょうか。

また、滋賀の方はいわきFCに対してどのようなプランを持って臨んだのか、今節は

      「保険」と 「予防」

をテーマにしてお届けしたいと思います。


① スターティングメンバーと配置から見えたこと。

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https://iwakifc.com/matches/top_team/2021/0912_017181.php  より引用

スターティングメンバーは前節と全員同じ顔ぶれになりました。メンバーが全く変わらないこと自体珍しいこと?ではないでしょうか。

では相手の配置も踏まえて確認していきましょう。

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配置の部分だけを見ると、前節よりも相手のFWの人数が多い分、センターバックの2枚に求められるビルドアップの仕事量は多く感じましたが、

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画像にもある通り、前半20分あたりのシーンでは、坂田が上手くセンターバックに対してのパスコースになり相手のプレッシャーを弱めたり、ロングパスとショートパスを使い分けているシーンが目立ちました。今節も1対1のシーンを防いだり、ハイボールを適切に処理するなど、

ゴールを守る技術に定評があるだけに、さらに武器を増やしている印象を持っています。


② 滋賀の狙いから見る保険のかけ方

滋賀の狙いは大きく分けて3つに分けられると考えます。

(1)  予めDFラインを下げていわきFCが使いたい裏のスペースを消す。
(2)  クロスは上げられる前提で、中に枚数を増やし対応する。
(3)  前残りの選手を使ってカウンターでゴールを目指す。

この3点が滋賀が用意したプランなのではないかと推察します。

⑴に関して

前半5分のシーンに代表されるように、

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かなり裏へのボールを警戒してか、ラインは低め、ただいわきFCのDFラインにはプレスに来る。よって3ラインがかなり伸びた状態が多く、相手のDFラインの前で岩渕選手やその他の選手が前向きにプレーできる時間が多かった。


⑵について

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とにかく硬いMIOびわこ滋賀はいわきFCの得点源であるクロスの対応策として、ペナルティー エリア内に人数をかけて確実にクリアをする形が多かった。

下記の画像では7人程度がクロスの対応をしていたことがわかるだろう。

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大外でのプレッシャーは無いに等しかったので、特に左サイドの日高選手のクロス本数が多かったのもそのためである。


⑶について(保険と予防)


ここからが本題である。

相手のカウンターに対しての対応が今ひとつに見えた今節。

4-3-3を採用してから前がかりになるシーンも増えたが、その分相手のカウンターを受けるシーンも同じように増えた。

今節は相手がFWを2枚残していたのもあるが両サイドバックの嵯峨選手、日高選手が同じタイミングで高い位置を取って後ろにはCB2枚とアンカーの山下選手のみなどリスクを犯すプレーが多かった。

何が言いたいかと言うと、

来週のHondaとの試合は今日のようなシーンは即失点になる。

ということである。

例えば、前回対戦の失点シーンも不用意な日高選手のミスからわずか5秒程度でゴールを決められている。

攻撃の迫力を出しつつも次の画像のように

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カウンターに対しての保険(予めの配置など)と予防(カウンターを受けた際の遅らせ方や誰がどのようにして自陣へ戻るのか)

を整理しない限り来週の決戦を勝つことは不可能だろう。

ただ、2得点目のような形でのカウンターで得点を取れたことはかなり大きいと思います。どうしても崩すような展開が多い今節は逆にスペースが多く使えるカウンターのような展開で点を取れたこと、⑴で指摘した空いているスペースにボールがこぼれて宮本選手のゴラッソ、様々な得点パターンを持てている(得点者も誰かに依存しない)ことはポジティブに捉えるべきだと考えます。


来週は誰がなんと言おうと

決戦

であることは間違いない。

選手やスタッフの方々にはプレッシャーの中でも120%のパフォーマンスが出せるように最善を尽くして欲しいと思います。

あとは最高のスタジアムをサポーターが用意し、ホームの熱狂を作り出す。

筆者は本気で行こうか迷っています笑笑

ではまた来週お会いしましょう!


最後までご覧いただき有難うございました。



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