今更な映画を陰キャ女子大生が見るやつ 1

『ロッキーホラーショー』(1975年公開)編

さてまずは、簡単な私の自己紹介を。

・2000年以降生まれの女子大生
・物心ついた時から2次元オタク
・映画は好き嫌い今のところなし

といったくらいでいいだろうか。
そのへんにある文系学部に通う女子大生で、最近は肌荒れが悩みなくらいの普通さである。

早速だが、なぜ見ようとなったのかという経緯から説明する。

私には最近お気に入りの動画ある。
それは、YouTubeに上がっているドラァグクイーンのメイク動画だ。
彼女たちの前向きな言葉を発しながらする、芸術に近いメイクをする姿はとんでもなく最高に素敵に見えてお気に入りだった。
そういった個性的とも言えるようなメイク動画を漁っている内によく聞く映画のタイトルがあった。
それが、『ロッキーホラーショー』であった。

とまあ、それだけであり、そんなにも多くのアーティストに影響を与える映画気になるやんけといったところである。

忘れていたが、直接的では無いがネタバレになる可能性があるので、未視聴かつ今後視聴する可能性のある人はここで戻った方がいいだろう。

後もうひとつ、私は生粋のオタクなので、オタク特有の痛い表現や大袈裟な表現を多用する可能性があるので、そういったのが苦手な人も気をつけてもらいたい。



あらすじ

この話はブレッドとジャネットの2人が婚約するところから始まる。
この2人は恩師である、スコット博士に報告をするべく彼の元へ向かうが、その道中自動車がトラブルを起こしてしまう。
大雨の中、2人は電話を貸してくれる人を探していると、とある古城へとたどり着く。
その古城の主人である、フランクン・フルターは大層な変わり者であり、博士であった。
フランクン博士によって作られた、人造人間のロッキーをお披露目されたりなんなりする中で、彼らの忘れられない記憶となる日々が始まる。

感想とお気持ち

あぁ〜すごい好き〜が第1の感想であった。
そして、これに影響を受けるのすごいわかる〜とも思った。
正直、次の朝のアイラインはいつもより濃くなったし、リップも赤を選んだ。それくらいの影響を受けた。

ホラーと言う割には、エディのくだり以外でグロを感じることは無かったし、エロも見れないほど酷くなく、大変見やすかったなと思った。

何よりも、フランクンによるショーシーンはたまらなかった。
ファッションもメイクも何もかもが魅力的で、そりゃこんなん近くで見たら、心酔してしまうだろうなと思った。
キラキラなコルセットも、少し破れた網タイツも、ガーターベルトも、高いヒールも全てが憧れのショーといった感じでたまらない。
フランクンのメイクも、今の時代の人間が見れば、ゴスやドラァグメイクに近いので、あ〜そういうのもあるよね。できるのかっこいいよね。程度だと思うが、当時を考えれば、カルト的な人気があったといった説明にも頷ける。

流れるナンバーもどれもこれも、ノリノリになれるようなものばかりで、振り付けも難しくない。
タイムワープは一緒に踊りたくなるし、フランクンのソロなんかは自分も聞きながら堂々と歩く女になれた気になる。

こりゃたまんねぇなぁ〜。
また見たくなっちゃうなぁ〜。
なんかあって、見た目とかで病んだら、これ見よ〜。
が私のうっっっっすい感想の総括である。

元からミュージカル映画は特に好きであったし、明るくポジティブになれる作品を心の支えにして生きてきてはいたが、この形の支えは初めてだった。
身体の性別も心の性別も関係なく、キラキラしていて、魅力的で、生きたいように生きるのが正解な気がするパワーのある映画だった。

 古い映画観るのもいいな〜って思えたので、今後も知ってるけど見てない映画を観ていきたいと思う。

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