見出し画像

【ネタバレあり?】かつて3歳だった夢見る少女は社会人になった

プリキュアfを観ました。

1作目時点で3歳だったミレニアムベイビーの私が、社会人になった年に見るプリキュアオールスターが効きすぎた話(ほぼ自分語り)です。

何がネタバレになるかわからないので、まだ観てないぞ!って方は観てからの方が怖くないです!


˚*はじめに

私とプリキュアの話を初めにさせてください。
当時3歳だった私はある日曜日にテレビに釘付けになります。
プリキュアシリーズ1作目「ふたりはプリキュア」
お姫様を夢見る3歳の私にとって、可愛くて強い 戦うヒロインである彼女たちはとても刺激的で輝いて見えました。
何よりも2期目から登場する、シャイニールミナスは金髪のツインテールにピンクの衣装と心を鷲掴みにされたんです。

そんな風にプリキュアに出会った私はライダーに浮気しつつも、スマイルプリキュアまでを楽しんだ後アラモードにて帰還といった様子でプリキュアを楽しんできました。

˚*「友達」「仲間」「夢」「なるための努力」

「友達ってなんだろう」「この人はどうしてこんなに頑張れるんだろう」

社会人になってから、意味もなくよく考えています。
結婚する同級生やママになった同級生をインスタなんかで見ながら、気軽に会えなくなった寂しさや自分の無気力感を答えが出るわけもないのに考えちゃうんですよね。

とまあ新社会人らしくうだうだと訳もないことを考えて生活してたのですが、プリキュアfを観て人生で1番プリキュアが輝いて見えたわけです。

最初は、ひろプリメインやし、ソラが頑張ってるとこ沢山見ちゃうぞ〜!と心の中のおじさんがウキウキになっていたので、席についてポップコーンを食べる余裕があったのですが後半で涙が止まらなくなってしまいました。

理由はきっと、「夢」と「それを叶えるための努力」と「認めてくれる友達(仲間)」の存在が羨ましくなったんだと思うんです。

ソラはヒーローを目指していますが、プリンセスを目指していたり医者を目指したりと彼女たちには「夢」があってそれになりたいからプリキュアになった。
それだけじゃなくて、夢を叶えるための努力をする中でかけがえのない「仲間」や「友達」を得てるんですよね。

それこそ初めてプリキュアを見たあの頃の私には「夢」があって、続けて見ていた頃は楽器をやっていたのでその「仲間」がいて、それを応援してくれる「友達」を持ってたわけです。
社会人になって疎遠になる、なんていう大人の言っていたことが本当だと知った今、「夢」があって近くに「仲間」や「友達」がいることがどれほどレアなのか染みまくっています。

言葉にする難しさ、形や明確な答えのないけど確かなもの。それが大切だと言える強い気持ち。
どれも今の私にはないかもと気づけたわけです。

˚*メンヘラ社会人の私と夢見る少女たち

プリキュアに憧れた少女だった私は、20歳を超えて大人という立場になりました。
あの頃の無邪気な「夢」は叶わないものだと知ったし、プリキュアにもなれませんでした。

でも、彼女たちが画面の中で守っている「大切な世界」のうちの一部なのかもしれなくて、今日も私の知らないところで私の知らないプリキュアたちが私のいる世界を守ってくれてるのかもしれないんですよね。

彼女たちが「大切」だと思える世界にするために、全くの他人の私を守ってくれた分くらいは私も前を向いて覚悟を決めて「なるための努力」をするべきだなと思えました。

腹を括ろうと決めたきっかけをかつての憧れのお姉さんたち、今の私にとっては無邪気な少女たちがくれました。

プリキュアは私にとってまだまだ「ヒーロー」で「憧れ」で「夢」でした。

P.S.
余談ですが、アラモードで復帰した理由が某美少女戦士の推しカップルと同じ波動をあきゆかから感じたからでした。
今回の映画で要素マシマシだったので、推しカプ最高でした。
末永く幸せでいてくれ。金なら出すから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?