趣味の参考書〜コンテンポラリーダンス〜
コンテンポラリーダンスについて。
名前は聞いた事があるけど、実際にどんなダンスか知らない人も多いと思う。
最近では土屋太鳳がCMで披露していたり、米津玄師のMVでも徐々に取り入れられつつある。
「動きの意味のわからない」
「なんかちょっとキモい」
「前衛芸術でしょ?そういうのはちょっと…」
そんな印象のコンテンポラリーダンス。
ダンス学校の授業として取り入れられるようになった昨今でも、HIPHOPやbreakinなどと違い芸術色が濃すぎて受け付けない人も多いのではないだろうか?
だが、このコンテンポラリーダンス、僕は今では一番見ていて面白いダンスである!
そそんなコンテンポラリーダンス の面白さを説明したい。
コンテンポラリーダンスは
「日常にない動きだけで踊って下さい」というお題を出されたダンス大喜利。
ブレイクダンスやHIPHOPなど多くのダンスは基本的に、技の見事さ、キレの良さを競い合うダンスである。
しかし、コンテンポラリーダンスは「前衛芸術」と呼ばれている。
前衛とは、既存の作品、概念や形式を否定し、ルールの逆手を進む事で革新的な表現をめざす芸術ジャンルである。
『前衛ダンス』と呼ばれるコンテンポラリーダンスは、特に型を持っていない。
むしろ“型を使わず、どう踊るか”を見せるのだ。
コンテンポラリーダンスのたった1つだけあるルールは
ダンスの型、日常にある動作、喜怒哀楽のリアクション的な動作、生物・植物・自然の形態模写など、見たことがある動きは、全て使ってはいけない。
だからこそ、意味のわからない動きが正解であり、何のメッセージの押し付けもないのだ。
「何か意味がわからない、気持ち悪い動きだな」と思うのは当然。そう思わせているのだ。
ただ、文字を見てもピンと来ないと思うが、実際に映像で見てもらった方がわかりやすい。
一番わかりやすくコンテンポラリーダンス(見た事がない動きだけのダンス)
をしているのが
Sia の『Chandelier』というMVだと思っている。
ダンスを見ると、ついついこう思ってしまう。
「このダンスには、どんなメッセージが入っているのか?」
しかし、コンテンポラリーダンスならばどうだろう?
回答はこうだ。
「何も表していない」
そう。意味のある物を表現したなら、それはもはやコンテンポラリーダンスではないのだ。
コンテンポラリーダンスを見る時は、何の意味を考えず
「おお!見たこと無い!」「これも見たこと無い!」
と、思いながら鑑賞するのが正しい。
そして、そう思いながら見る、土屋太鳳のダンスの見事さも知ってほしい。
さらに、コンテンポラリーダンスを知りたい場合は
こちらを参考にしてはいかがでしょうか?
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