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目指す会 2310 一大イベント シン三浦半島を目指す会 8

しらす丼でHPを回復させ一式海岸から少し道を戻りヒルクライムスタート地点に向かう。
HP回復と言ったらドラクエの宿屋、あの効果音は走馬灯が流れる際のBGM候補トップ10に今のところランクインしている。
子供の時は別に気にならなかったがあの世界の宿屋代は非常に安い、薬草とかと変わらないでしょ、現世ならリポD? ドラクエの勇者が今都内か京都のビジネスホテルの予約取ろうとしたらビックリするんだろうな。

ここらで海岸線とはおさらば、ヒルクライム以降は内陸を走ることになる。普段海とは関わり浅い筆者にとって若干の名残惜しさがある、これから寒くなるから海周りを走るのは年内最後。GOODBYE SEA。

ということでヒルクライムスタート地点到着。写真を撮り忘れたので別チームのものを拝借。トンネルが明らかに今から山向かいますよ感を演出している。よーいドン!

Hッシー&I籐のヒルクライム前

序盤は登ってるのか平坦なのか分からない気持ち登り。行ってきまーすとK子さんが言うやいなや一瞬で豆粒くらい遠くに行き、やがて消えてった、さすが目指す会のトップランカー。ここまで来ると感じ悪いを通り越す。1位は全体通してK子さんで固いだろう、オッズ1.2倍。
なもんで筆者含め他のチームメンバーはぶっちゃげ頑張る必要ないんだけど、せっかくなのでやったろうじゃないか。

お次に荒川番長N本さんが続く。平坦気味な坂なのできっと脚質と合っているのだろう、徐々に離される筆者。やがてN本さんも視界から消える。
筆者とほぼ同じ速度はS井。痩せて体力が減ったのか、双子の世話で蓄積した疲労があるのか往年の走りと比べるとやはり陰りがある。まぁS井の全盛期は憎たらしいほど速いのでこのくらいで丁度良い。

そしてS内さん、1人クロスバイクでここまで付いてきた陰の功労者。早くロード買えといいたいところだが、S内さん家は高額の買い物を容認してもらえないとのこと。大抵の家がそうなんだろうけどいっそ黙って買って、
「あーこれ? ちょっと貸してもらえることになったんだよ」
と1発かませばいいだけいいだけな気がするが、この発想の差は良心の有無の違いか。
我が心にジミニークリケットは不在のようだ。

徐々に斜度が上がる。平坦よりも速度が出ず空冷効果が無いため汗がじわっと出てくる、ヒルクライムの特徴。
相変わらず筆者とS井は同じペース。途中対向車の軽自動車withババーが我々を無視して右折をぶちかましてきたため、基本登りで握ることのないブレーキに手を出した。

あーあ、これでタイム出ないよー、といい口実を見つけながらもN本さんの背中を捉えた。
追いつける! と思うとペダルを回す脚にも力が入るから不思議。N本さんはひょろりんだが坂より平坦の方が得意なようで、ここが荒川ならこうはならないだろう。
へいへーいと余裕な素振りで追い越す、きちんと辛いんだけどね。きっとK子氏はとっくに着いてるんだろうな。

我々パンピーが頑張ってる時にぶっちぎりゴールを決めたであろうK子さんの自撮り

白い仰々しい建物が見えてきた。あれが湘南国際村か? 村というか研究センターみたいな感じ、地下でバイオハザード的な実験をしてそうな出で立ち。岡の上からウィルスがばらまかれて三浦半島パンデミックの完成。

その建物の前が最後の坂、まぁまぁの斜度と右曲がりなラストスパート。
力を振り絞る、ファミチキ食いてえ。ペダルの回転を速める、スパイシーキチンでもいいな。最後はダンシング(立ちこぎ)、糖質もご褒美でとっちゃうか。どうやら頭と体はバラバラに出来ているみたいだ。

ぜーぜーと息を切らしながらフィニッシュ!(って書くとオ〇ニーみたい)
ほぼ同時にS井もゴール。息を整えながら周りを見渡すと涼しい顔のK子さんがいた。
「お疲れ様ー(僕は大分先に着いてたけどね)」と声をかけてもらう。
※()内は筆者の妄想セリフ

KING K子氏に撮ってもらったゴール時のS井&筆者

そこから遅れること無くN本さん、そしてS内さんも到着。S内さん、確実にロード乗ってる運動不足勢よりも速い、圧倒的に。ロードバイクやればいいのに。

無事全員がヒルクライムをパス、頂上のファミマにてコーヒーで乾杯。汗をかいた分五臓六腑にカフェインが染み渡る。

後々集計した結果だが、予想通り全体1位をK子さんが獲得、2位とはかなりの差だ。ただのカメラ小僧ではないことを実証してくれた。あとのメンバーはまぁそこそこ。

ヒルクライムもパスし残るは最後の区間、ゴールまでは20キロないくらい。登った分気持ちいい下りを堪能し街中をちょろっと走って終わり。俺の話を聞けーで有名な三笠公園もチェックポイントの1つ。

時間内にゴールすることは難しくなさそう、あとはどれだけ楽しく走れるか。最後まで楽しんで行こう!


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