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大谷翔平は2023年オフにどこに移籍するべきか(AL編)


1.今季の大谷翔平の成績

 2023年シーズンも大谷翔平が人外の活躍を見せつけている。打者としてHR40(AL1位) RBI82(AL2位) OPS1.096(AL1位)、投手としてIP124.2 W-L 9-5 WHIP 1.07 160K (WAR 8.7(AL 1位))(いずれも日本時間8/5現在)と人類の限界に達してきている感はある。
 その一方で、チームはAL Westで4位プレーオフ圏内から5ゲーム差(日本時間8/5現在)となっており、しかもトレード戦線ではなぜか買い手となり大量のプロスペクトを放出してしまった。これはLAAにとってはとても大きな損失であり、数年後には今のOAKのような暗黒期が訪れる恐れもある。
 そんな中で大谷翔平は2023年オフにFA権を行使することができる。(本来ならばトレードで強豪チームに移籍するのがベストだったかもしれないが今シーズンは大谷にはタイトル争いもあったため難しかったのだろう)大谷翔平はどこに移籍したらよいのかを考察してみる。

2.移籍候補先~AL West編~

まずは、同地区のAL Westで移籍したら面白いと感じるチームはTEX(テキサスレンジャース)である。

 理由のまず一つはTEXの本拠地である、アーリントンのGlobe Life Fieldとの相性が良いことである。投手としての登板では今季は1登板のみで6回2失点とまずまずのものであるが、打者としては打率が.583 OPS2.367 4HRと当たっている。(このシリーズで無双したことで大谷は一気にMVP候補となったのだが)もちろんこの相性は年をまたぐとちがったものになるのかもしれないがいい材料の一つにはなるだろう。
 理由のもう一つはTEXの現在のチーム状況である。TEXは8/5現在 AL Westの1位であり、仮に2位のHOUに抜かされてもPOには残れそうな状況で非常にチーム状況が良い。さらには暫定首位打者であるシーガー、打点王の元巨人のガルシア、トレードで移籍してきたマックス・シャーザーなど大物ぞろいである。このようなチームであれば大谷がLAAのように勝負を避けられたり、無理をしなくてもいいのではないだろうか。
 ではほかのチームと比較するとどうだろう。現在2位のHOUはやはり例のサイン盗み問題があったことでかなり全米、日本からの印象は悪い。強いチームであるが、大谷に対して嫌悪感を抱くファンが増え、ブーイングされることは間違いないだろう。現在3位のSEAもJulioやLuisなどそこそこの大物がいるがプレーオフを勝ち抜けるほどの戦力が整っているとはいいがたい。ましてやOAKは論値である。
 以上の理由から、AL Westで移籍するならTEXが適当であると考えられる。しかしながら、同地区にFAするならばLAAファンからのブーイングは必至であろう(今年の森友哉のように)。であるので、あまりお勧めはできない。

3.移籍候補先~AL East編~

それでは、AL Eastではどうか。個人的に移籍してほしいチームはTOR(トロント・ブルージェイズ)である。

 理由のまず一つとしては現在のチーム状況にある。TORは現在AL East3位であり、勝率的に考えれば、PO進出はかなり可能性が高いものと思える。さらにここ3年は90勝もしくはPO進出と安定して大谷がPOに進出できそうな成績となっている。その中でも大きいのはウラジミール・ゲレーロJr.であろう。ゲレーロJr.は2021年に大谷とMVPと本塁打王を争った。また、今年のオールスターでも二人の仲の良さを見せており、大谷が入れるチーム状況になっているのではないか。
 それではほかのチームと比べてみよう。現在AL East1位のBALと4位のBOSには日本人がおり、過去に大谷は日本人とプレーしたくない素振りを見せていることからこれらのチームへの移籍は考えにくい。また、AL East2位のTBは若手主体のチームとなっているので中堅である大谷をあまり欲しがらないと思われる。そして、AL East5位のNYYは現在暗黒期であり、仮に大谷が不振となった場合のニューヨーカーおよびメディアはかなり厳しくなることが予想される。以上の理由から大谷が移籍するのに一番ふさわしいAL Eastの球団はTORといえる。

4.まとめ

 AL Centralはすべて弱小なので移籍する価値はないのを考えるとやはりALで移籍するならば、TEXかTORが一番いいと思える。次の記事ではNLで移籍したほうがいい球団について考察する。

5.参考文献

ESPN URL 

MLB 公式 URL

6.関連リンク

大谷翔平は2023年オフにどこに移籍するべきか(NL編)


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