大谷翔平は2023年オフにどこに移籍するべきか(NL&まとめ編)
1.前回までのあらすじ
前回の記事はこちら。
前回書いてから2週間ほどが経過したが、大谷は多少の失速はあれどホームランを打ち続けている。しかし、LAAはHOUやTEXといった同地区の強豪チームに相次いで負け越すなどプレーオフは絶望的となってしまった。この惑星最高の野球選手である大谷翔平がこんな弱小球団にいてはトラウトのような扱いを受けてしまうに違いない。そこで、今季取得する予定のFAで大谷翔平がどこの球団に移籍すべきかを考えてきた。今回はNLについて考えていく。
2.移籍候補先~NL East編~
私がおすすめしたいNL Eastの球団は序列一位がPHI(フィラデルフィア・フィリーズ)である。
理由の一つは何といってもフィラデルフィアの野球愛の強さである。今シーズンFAで移籍してきたWBCで活躍のTrea Turner(SS)が不振に陥るとファンがスタンディングオベーションで迎え入れようと提案するほど野球愛が強いのである。
加えて、チームメンバーはスターぞろいである。広島のデビットソンのようなカイル・シュワーバーや上原浩治でおなじみJTリアルミュートもいる。リアルミュートはキャッチャーなので大谷と組むことで大谷の投手としての成績向上も見込める。
加えて、現在のNL Eastでは2位であり、昨年はWS進出と近年では安定した成績を残しており、プレーオフでの大谷の活躍も見れるかもしれない。
しかし懸念点もある。それはシュワーバーがDH専であり、大谷との併用が難しいことである。どちらかが守備もしくは控えにならざるを得ないことを考えると成績的にはシュワーバーがベンチとなってしまうのでシュワーバーとしてはつらかろう。
序列二位はMIA(マイアミ・マーリンズ)である。温暖な気候であり、今まで西海岸でプレーしてきた大谷にとってはそこまで気候の変化はなくプレーしやすいと思われる。また、現在の成績はNL East3位でプレーオフはぎりぎりの情勢である。しかし、近年ほとんどプレーオフに進出していないことからプレーオフでの活躍を期待したい大谷にとっては移籍先としては微妙と言わざるを得ない。
ほかのチームと比べてみる。現在NL Eastで首位独走をしているATLであるが、このチームは極めて強いものの若手中心のチーム編成となっておりあまり大谷獲得に動かないことが予想される。日本人選手のいるNYMと成績がオワコンのWSHは論値なので結果的にはPHI(とMIA)が移籍候補先といえるだろう。
3.移籍候補先~NL West編~
やっぱり、LAD(ロサンゼルス・ドジャース)しかないっしょ。
言わずもがなの強豪球団でことしもNL West首位独走であり、日本人選手も多数所属してきた上に現在日本人選手がいない。ずっと西海岸でプレーしてきた大谷にとって最高の環境と言えよう。そして野手にはスターぞろいである。大谷もあこがれていると公言したMookie Bettsやフリーマン、JDマルティネスなどすごい人たちがたくさんいる。そしてピッチャーでは言わずもがなのスーパースターのクレイトン・カーショーがいる。このように今すぐ移籍してほしいぐらいである。
懸念点とすれば、今年でFAを迎える投手が多いので、投手補強が適切になされなかった場合投手大谷に負担がかかってしまう恐れがある。(まあLADだったら投手補強死ぬほどやりそうではあるが)また、LADは結構嫌われ球団なので全米でのイメージダウンは必至であろう。
もう一つの移籍候補先はSF(サンフランシスコ・ジャイアンツ)である。
かつてバリー・ボンズが所属していた球団であり、右翼には海が広がっているので場外に飛んだ場合はスプラッシュヒットとなる。現在地区2位でありプレーオフはやや可能性は低いものの望める。
しかし懸念点としては大谷が得意としている右翼方向が広いため本塁打数が激減してしまうことが予想される。https://baseballsavant.mlb.com/のデータを見ると大谷は現地時間8/18までに43本のホームランを打っているが、SFの本拠地であるオラクル・パークではわずか32本であり、全30球場の中では一番少なくなっている。
また、ほかの球団と比較する。AZは今年はそこそこ強いものの安定してプレーオフは望めないこと、SDには日本人がいること、COLは成績的に論値なことを考えると、やはり一番移籍に適している球団はLADと言わざるを得ない。
4.まとめ
NL Centralはほとんど弱くて論値なことを考えれば、NLで移籍に適していると思われる球団は序列順にLAD,SF,PHIとなるだろう。ALの球団を含めれば、序列はLAD,TEX,SF,TOR,PHIと考えられる。大谷は本当に強い球団に移籍してくれるのか。それとも弱小LAAに残ってトラウトのような扱いを受けてしまうのか。今季終了後の大谷の決断に注目が集まる。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
5.参考文献
MLB公式
ESPN MLB
MLB savant
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