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半世紀ぶんの お疲れさまを。

こんばんは。mac"oです。

毎日天気が変わるから、体も変化についていくのが、やっとです。
*おはなさん*は、そんな気候に負けることなく、変わらず元気に、過ごしています。


今日は、ゴミの収集日に合わせて、ずっと気にしていたノコギリをまとめました。

祖父が使っていたノコギリが、倉庫の中に何本も眠っていて、すっかり錆びてしまっていました。

*おはなさん*は、もう捨てなくちゃ!って、ずっと言い続けていました。
たぶん、もう7~8年は、聞かされています。

だけど、大事に使っていた祖父が、丁寧に研いでいる背中を見ていて、わたしにとっては思い出の品だったので、そのままにしていたのでした。



そのノコギリを、*おはなさん*が、とうとう倉庫から出してきて、捨てる準備を始めたのです。

本当は乗り気ではなかったけれど、出し方が分からない…っていう*おはなさん*を、わたしも手伝うことにしました。


はじめは、新聞紙に丸めるようにしていましたが、何となく刃先が危なく感じました。
そこで、たまたまあったダンボールの切れ端を、2つに折って、刃先をはさんでガムテープで留めました。
マジックペンで、危険!って書いたら、あとは出すだけ、です。


それだけで充分だったと思うけれど、*おはなさん*は心配だったみたいで、さらに新聞紙に巻いてから、ビニール紐で3ヶ所、しっかりと結いました。

思ったより時間がかかったけれど、ひとつひとつの作業を、丁寧に終えました。


思い出との別れは寂しいけれど、単なるゴミとして出されるよりは、一緒に過ごしてきた*おはなさん*が、自分の手で手放す方がいいのかもって思えてきました。


ただ…… 1本だけは、残しておきました。
祖父の面影を、一度にすべて、無くすことは、出来ませんでした。


半世紀の仕事を終えたノコギリたちは、元の姿に戻るために、明日、我が家を旅立つのでした。

~ナンダカンダで、毎日がドタバタ中~ そんな*おはなさん*と孫を、応援していただけたら、嬉しいです!