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【総括】4年間、海辺で202406

4年間

ここ、4年間くらい続いていた悪い癖を友達のおかげで切ることができた。ありがとう。

単純に何か変わりたかった。

それは依存であった。その癖を仮に"X"と呼ぼう。

使い方によってはとても有益なものだし、確かに恩恵もあった。
だけど、今の私には本当の意味で「使うこと」はできないと気づいた。
"X"の使い方の「ダニングクルーガー効果」をようやく降りた地点に来たんだ。使ってるつもりが、精神的に使われてしまう使い方だった。
"X"は変わらなかったけど、どうやら私は変わったみたいだ。

今の自分にはいらないのだ。
必要だと錯覚してしまうけど。

海辺で

水が飲みたいのに海辺にいる。
この無人島で私は一人みたいだ。
だったらずっとここで誰かが来るのを待とう…。

もし、次の瞬間、船が通りがかって
その時に私が海辺にいなかったら…
私は助からない。

そうしたら…
一生…
このまま…。


次の瞬間、
いや、次の瞬間、
違う!次の瞬間…!
きっと来い、大きな船。


それまでは、仕方ない。

水もこの海水を飲むしかない。
でもどうしてだろう。
船は来ないし、ずっと喉が渇いたままだよ…。


海水の中にいてもへっちゃらな鮮やかな魚たちがこっちを馬鹿にしたような目で見ている。
いや実際は違うかもしれない、
水の揺らぎかもしれない。
そもそも、
へっちゃらでもないのかもしれない。
でも、私はそう感じた。
そんな感じがするようになった。

ムカつくなぁ…。


捕まえて捌いてしまいたい。



あっ…

でも、槍もナイフも…何もない…。
あれ、気づけば…

こんな装備で…
ずっとここにいたのか?


ちょっと…大丈夫か?


あれ、お腹空いてないか?
あれ、靴が水浸しで寒くないか?


あれ、あれれれ…!!??


こんなんじゃ、船が来る前に死んじゃうよ!
魚を気にしてる場合でもないよ!
ムカつくなぁ…。
魚ではなく、
呆然とここに座ってきた自分が…。


立ち上がろう。このままはイヤだ。



あぁ、
こんなにお腹空いてたんだ。
こんなに喉が乾いていたんだ。


けど、全部シンプルだ。

あの森に行って果物を探せばいい。
槍を作ればいい、ナイフを作ればいい。


ずっと知ってた、ずっと分かってた。
でも無視してた。


怖いよ…。
森の中に「戻る」のが、

何がいるか
または
いないのか
分からない。




でも、きっと、
何者かが見守ってくれてるはずだ。
きっと、
それまでもそうだった。
私が気づかなかっただけで。


何も理不尽に怒られるようなことも
疎外されることも
馬鹿にされることもなく。

私が見てこなかっただけで
きっとずっとそこにいて、
きっとずっと同じことを言ってくれていて、
きっと静かに見守ってくれている者たちがいた

と…

きっと、信じたい。
きっと、信じられたい。


変わりたい、頑張るよ。
踏み出すよ。




きっと、流されないように
浮き輪を持ってまた来るかな。
スイカを持って。
もし、遊びたくなったら。


ただの海だ。






ザブーン……





……






また今度!

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