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【マヤメキシコの商品ができるまで】#5刺繍スタート

みなさんこんにちは!
MAYA MEXICOインターン生のなんしゅです。

全6回にわたる「マヤメキシコの商品ができるまでの過程」。
今回は第5回目「刺繍スタート」です。


第1回:デザイン
第2回:作戦会議
第3回:布を裁断
第4回:下絵をうつす
第5回:刺繍スタート(←本投稿!!)
第6回:刺繍完成、裁縫

マヤ刺繍について

下絵が完成したら、いよいよ刺繍がスタート!
マヤ刺繍は手刺繍とミシン刺繍があります。
 

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こちらの写真は手刺繍で製作しているところ。ひとつひとつ丁寧に仕上げていきます。
メキシコの刺繍といえば、カラフルで動物や植物をモチーフにしたものが多いイメージですが、実は地域によって種類が異なるんです!
スペインのアメリカ大陸上陸がきっかけでヨーロッパなどの様々な文化が原住民の文化と混ざり、受け継がれてきたメキシコの文化。各地域に伝わる刺繍を見ることで、その地域にいた原住民族の文化を垣間見ることができます。

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メキシコの刺繍

地域ごとに異なるメキシコの刺繍。今回はいくつか例をご紹介します。

オトミ刺繍(ミチョアカン州)

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メキシコといえばこの刺繍と言われるくらい有名な刺繍です。カラフルな糸で様々な動物や花を表現しています。2011年にはあの世界的ブランドのエルメスとコラボしました。
エルメスの代表アイテムであるシーズンごとに発表されるシルクのスカーのデザインテーマにオトミ刺繍が選ばれたんです!
世界のファッション界からもメキシコの刺繍は注目されてるんですね。


サン・フェリペ・ハラパ・デ・ディアスの刺繍(オアハカ州)

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伝統的なものは、黒いレーヨン生地をベースに、大きなモチーフ(大きな鳥や花、葉など)を不規則な比率で繰り返したものが刺繍されています。すべて手作業で行われ、制作には1ヶ月半ほどかかると言われています。
昨年、MAYAMEXICOはこの刺繍をモチーフにした製品を手がけるオアハカ州発サステナブルブランド「DRACO」と共同でクラウドファンディングにも挑戦しました!


メキシコには現在、62の先住民族が存在すると言われているため、それぞれの民族に引き継がれている刺繍があるとなると歴史のロマンを感じますよね。
みなさんもいろんな刺繍について調べてみてください!

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