主夫の日記 2000年10月9日むすめの骨折その2

娘が入院して早1週間近くになる。おかげさまで、特に痛がる様子もなく、
お医者さん曰く、順調らしい。
しかし、片手を吊られたままベッドから動けない状態は相変わらずで、本人としてはだいぶ慣れてきたようだが、いかんせん痛々しい。
毎日2時から7時まで、付き添っているのだが、一緒にいる間はずっと笑顔でここぞとばかりに我儘いい放題で振る舞っている娘なのだが、だんだんと
7時近くになると、表情が曇ってくるのがわかる。
そして「じゃあ、そろそろね」と切りだそうものなら、目に涙を浮かべて「帰っちゃいやだあ~」と泣きだすのだ。
そりゃそうだろう。大人の私でさえ、入院したときは人恋しくて仕方がなかった。
ましてや今まで一人でお泊りなどしたことのない、4歳の娘である。
なだめて、諭して、「明日もちゃんと来るからね」と指切りして、
ものすごく後ろ髪を引かれる想いで、毎晩病院を後にするのだ。

※この記事は、私が以前自分のWEBサイトの掲載していたものをアーカイブとしてこちらに転載しているものですので、あくまで過去の自分の想いですので、現在の自分の考えとは違う場合もあります。

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