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悲しく情けない話

 昨日かなり悲しく情けない出来事があった。

 がん発覚後は中断していたマッチングアプリを、完全復活した証に(笑)再開した。

 相手は年下の40代半ば。初めに写真を送ってくれたし、福祉関係の仕事をしていて言葉選びもかなり丁寧だった。
 ランチすることになり、2人でカウントダウンしてワクワクしていた。食の好みが合い美味しそうなお店だった。当日も直前までLINEし合って盛り上がっていた。

 なのに、その人は現れなかった。オープン前に待ち合わせたので行列に並んで待ったが、私は一人でお店に入った。

 マッチングアプリあるあるとは思う。男性一人で歩いている人は何人かいたが、年齢高めの方ばかりで違う感じ。車で来るように話していたので通りすぎるドライバーを見ていたが、違う感じ。

 でもその中にいたんだろうね。そしてガッカリして帰って行った。それが答え。
 かなり情けない思いを抱えながら一人で食事をした。味なんてわからなかったよ。

 日傘を目深に差していたので顔がはっきり見えた人はいなかったように思う。それでも「ゲ!ババアだ!」とか思ったのかな。

 私はスリムで背もある程度高い。メイクもお洒落もやりすぎない程度にしている。でもね。

 そこで思い出した。初めてアプリで会った人は40代半ばと書いてあったのに、目の下のたるみからどう若く見積もっても60代前半だった。
 待ち合わせに現れたその人を見て帰りたくなった。楽しく話したつもりだが、態度に現れていたようで、向こうから音信不通になった。
 真面目な人だったが嘘をつかれたという不信感が先にたった。

 次の人は待ち合わせ場所に立っている姿をバスから見てあの人かー…と思い、会った数日後にごめんなさいを言った。

 私が何度もしたことをされた、それだけだ。何も言わずに来ないのはかなり非常識だけど、残酷さにおいては私と同じ。

 一日中考えたくないのに考えちゃう。友だちに言いたいけど言いたくない。ということでここに書いた。
 子どももいるし仕事もある。夫は二度と要らないけど、彼氏はいてほしいような気がする。

 20代の娘がアプリで知り合った人と付き合っていて、同じことをしている後ろめたさもある。
 フラットに考えると、もう中断してもいいかもしれない。心の穴全部を埋めたいわけじゃなく、あと3%を埋めたいだけなんだよね。

 滑稽さも含めてここに記しておく。後日読んで笑える自分でありますように!

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