不毛会議 #21
「毎日な、お前駄目な奴だ駄目な奴だと言い続けたら、そいつは本当に駄目な奴になるんだよ。」
ある営業のスタッフの話題になった時に発言。
アズナブルは彼にそれを続けてきたら本当に駄目な奴になりやがったと爆笑していた。
あぁ神よ。
私はこの言葉を聞いた瞬間頭をよぎった言葉があった。
"怪物と戦う者は、その過程で自分自身も怪物になることのないように気をつけなくてはならない。
深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。"
ニーチェはこう言っていた。
はたして目の前にいるのは怪物なのか。
上京しアパレルで仕事をするというのは怪物と対峙しないといけないほど難易度高いの?これはRPGなの?
だとしたら私は怪物と対峙し、私もまた怪物になっちゃうのか?
FBIの皆さーん!ハンニバルレクターが目の前にいますよー猿ぐつわとれちゃってまーす!か?なんてこった社会怖っ。
その一部始終を聞いて社会には信じてはいけない存在って本当にいるんだなぁと背筋が寒くなった。
数日後、言われていた当人と話をしていたら「いつかアズナブルに復讐してやりますよ、えぇ、1番キツイのは家族を…」と震えながら淡々と語るのを聞いて何だか安心しましたね、逆に。
彼は深淵に取り込まれてた。という事か。
そう逆にね。
つづく
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