不毛会議 #22

「お前がインフルかかったら罰金な！」　

アズナブルがインフルエンザを患い、完治前に無理矢理に出社してきて放った言葉。

インフルに罹ったら医者にこう言われないだろうか？
「1週間は自宅で療養してください」と

自由すぎ！まさに民主主義のデメリット。
自己中心というのを通り越しすぎて、ここまで徹底されていると思うと気持ちが良い。
むしろ勇敢で偉大だ、そんな気がしてきた。
自己中過ぎて、もはや謙虚。
僕もアタマがどうかしてきてるのだろうか？
お薬飲もっと。

なぜ罰金？
という疑問が湧くが、彼のなかでお金とは、一円でも多く取るというひとつの宗旨だ。
お金はシンプルな尺度であり儀礼なのだ。
「お前がインフルかかったら御免な！」
で置き換えればわかりやすい。
一般的に御免（申し訳ない）というところが罰金（誠意を見せろ）なのだ。
大丈夫か？この論理？ま、いいや。

だから

「遅刻したら罰金な」
「傷つくようなこと言ったら罰金な」
「湯船熱かったら罰金な」
「笑えなかったら罰金な」

とすべてをお金で解決するようになる。
例え自分のせいであったとしてもお構い無しだ。
そんな主語はすべて「お前が」だ。
この世は「俺様」と「俺様以外」だけ。

俺様はインフルエンザウィルスに感染している。
だが何処でどう過ごそうが俺様の勝手なのだ。
お前がインフルに感染るのはお前の落ち度。
俺が何をした？何もしてやしない。
そう、全てお前が悪いのだ。
と言う論理。

お母さん、僕はとんでもない所で働いてるかもしれません。

つづく