不毛会議 #151
「お前。ファッションピープルになってんな?」
戦略として。
低価格ゾーンの生産だけではなく
中・高価格ゾーンの商品も同時に生産することのメリットを力説したスタッフに向けて
「ブルータスお前もか」ばりのニヒリズムを漂わせながら発言。
流行の第一線を行く人達への反逆心が強い人だった。
ファッションとビジネス。
これは商人魂と絶妙な温度差がある。
お洒落に傾向しすぎると自己満になりがちで、しかし商売に寄りすぎると薄利多売の渦に巻き込まれる。
アズナブルは泥臭く利益追求を目指す意思を
この言葉を象徴として狼煙をあげたんだろう。
二番煎じが一番儲かるという哲学。
では、どっちでも良いから儲けようとした営業マンは果たしてファッション野郎か?商人か?
電車はすでに走り去ったのかもしれない。
辞めるまで49日
つづく
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?