漫画『ダイの大冒険』から学ぶ弱さからの脱却
こんにちは。畑中です。
最近漫画『ダイの大冒険』を読破しました。
アニメのリメイクもしていて今改めて話題になっている漫画ですが、今回初めて読んでものすごく感動しました。
一番の学びだったのが主人公ダイの相棒であるポップの成長です。
漫画でありがちなのが、生まれながらにして特殊能力を授かっていたり、両親がものすごい人だったことが途中でわかったりというものです。
しかし、ポップは小さな村の武器屋の息子という設定で何も特殊な能力はありません。
勇者に憧れて弟子入りをするのですが、性格はお調子者な上に臆病で、感情移入のしやすい人間らしいキャラクターだと思います。
物語の序盤は本当に弱くて敵を目の前にしながら仲間を見捨てて逃げることも多々ありましたが、友人である主人公のためや大好きな仲間のために努力を積み重ねて、物語終盤にはなくてはならない存在になっていきます。
今回はそんなポップの成長について書きたいと思います。
・序盤、逃げる選択をしたポップがまた戦場に行くシーン
・自信を喪失し、そこから奮い立つシーン
・絶体絶命な状況でも諦めずに戦うシーン
・まとめ
・ポップの名言まとめ
・序盤、逃げる選択をしたポップがまた戦場に行くシーン
まず、序盤でグッと来るシーンとして、かなわない敵が攻めてきたときに勇者であるダイはその敵に向かっていくのですが、ポップはダイが戦っていることを死ににいくのと同じだと放っておこうとします。
そんな敵に向かっていかずに部屋でビビっているポップにニセの勇者パーティーの魔法使いが説教をするシーンです。
『勇者とは勇気ある者ッ!! そして真の勇気とは打算なきものっ!! 相手の強さによって出したりひっこめたりするのは本当の勇気じゃなぁいっ!!!』
これ聞いたポップはハッとしてピンチに陥っているダイを救いに行きます。
ビビりながらも強くなりたいという思いのあるポップを前に向かせるシーンででした。
・自信を喪失し、そこから奮い立つシーン
こうした状況をたくさん切り抜けてポップは成長していくのですが、魔法使いのポップに同じく魔法使いの師匠ができます。
成長したポップは師匠の元を離れて大活躍するのですが、終盤悩みを抱えて師匠に会いに行きます。
しかし、ポップは師匠に弱いところを見せたくないため何も言わずに立ち去ろうとしますが、その師匠はポップの葛藤や自信の無さを見抜いて励まします。
『待ちな!そのまま聞け。これがオレからの最後のアドバイスだ。自分を信じろ!!おまえがすべてにめぐまれたヤツならここまでにゃあなれなかった!弱っちい武器屋の息子だからこそだれよりも強くアバンにあこがれ苦闘の道も歯を食いしばってこれたんだ!!自信を持て!!おまえは強い!!オレの自慢の弟子だっ!!』
これを聞いたポップはまた仲間たちのもとへと向かい、更に大活躍をしていきます。
信頼している師匠からの言葉だからこそポップの心に響いたグッと来るシーンでした。
・絶体絶命な状況でも諦めずに戦うシーン
物語のラストバトルでは大魔王を相手にするのですが、唯一ダメージを与えることのできるダイは敵の技に倒れ、他のキャラクターでは誰も歯が立たず、絶体絶命のピンチに陥ります。
敵である魔族の目的は地上の人間を滅ぼすこと。
何千年も前から準備をしてきた大魔王がいよいよ地上が滅ぼそうとしたとき、仲間たちも諦めかけていたそんな中でも、これまで臆病で敵前逃亡をしていたポップがこのような名言を残します。
『あんたらみてえな雲の上の連中に比べたらおれたち人間の一生なんてどのみち一瞬だろう!!? だからこそ結果が見えてたってもがきぬいてやる!!! 一生懸命に生き抜いてやる!!! 残りの人生が50年だって5分だって同じ事だっ!!! 一瞬…!! だけど… 閃光のように…!!! まぶしく燃えて生き抜いてやる!!! それがおれたち人間の生き方だっ!!! よっく目に刻んどけよッ!!! このバッカヤローーッ!!!!』
このあとどんなにやられてもしぶとく立ち上がるポップに大魔王は恐怖を覚えるのが彼の成長を感じさせるシーンでした。
・まとめ
これらのシーンから学べるのが、同じ方向を向いて頑張る仲間の存在と、どんな大きな壁にぶつかっても諦めてずにまた向かっていくことの大切さです。
ポップが頑張るのはいつも仲間のためだったように感じます。
仲間がピンチに陥ったときに輝くキャラクターという印象が強くあります。
仕事でもなんでも、一緒に頑張る仲間がいるからこそお互い支え合って目標に向かっていけます。
また、どんなに大きな壁にぶつかっても漫画のように死ぬことはないし、またチャレンジするかどうかは自分の選択です。
読者が感情移入しやすく、キャラクターの中で一番精神的に成長したポップだからこそ学ぶことが多かったと思います。
魅力的な漫画なのでぜひ皆さんも読んでみてください!
ものすごく長くなってしまいました!笑
読んでいただき感謝です♬
畑中勇人
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