アイシールド21に学ぶ挑戦の信念②
こんにちは。畑中です。
今回も前回に続いてアイシールド21のことを描きたいと思います。
前回も書いた通り、この漫画のテーマは挑戦だと思います。
圧倒的な力を持つ敵に挑むのは少年マンガの王道ですが、この漫画ではただ敵が強いのもそうですが、才能の違いを見せつけるようなシーンが多いように感じます。
才能の差に絶望とするキャラクターとして、桜庭と雲水という2人が挙げられると思います。
桜庭は同じ学年の進の、雲水は双子の弟である阿含の持つ才能に嫉妬し、自分はなぜ才能がないのか、血の滲むような努力をしているのに追いつけないのはなぜなのかを思い悩みます。
この2人は似た境遇の中でも異なった考えを持つようになります。
それがわかる作中の桜庭のセリフが以下のものです。
勤勉な天才に凡人はどうやったら敵うっていうんだ
俺は雲水みたいには割り切れない
自分には才能なんて無いって
17歳で受け入れられるほどできた男でもない
俺は勝ちたいんだ!進に!
諦めきれないんだよ!俺だって一流になりたい!
凡人に生まれた男はどうしたらいいんだ……!!
雲水は自分に才能がないことを自覚し、才能を持つ阿含を勝たせることに自分の存在意義を見出します。
対して桜庭は挑戦し続けることを選択します。
この2人の明暗は最終巻のセリフでハッキリと表現されています。
神に選ばれなかった男はどうすればいいのか
最後まであがき続けた人間にしか見えない答えがある
そんな気がしているんだ【桜庭】
俺は─
間違ってなんかいない
そうだ 努力では決して頂点は獲れない
だから俺は
でも 俺は─
俺は─
どうして こんな処にいる
どうして あのフィールドで戦っていないんだ
たとえどれだけ恥をかこうとも
たとえどれだけ叶わぬ夢だろうとも─【雲水】
最終章である世界戦では、桜庭は日本代表として戦うことを決意しますが、雲水は自分では才能が足りないとみんなを応援することを選択します。
桜庭は努力の末に敵に一矢報いることに成功しますが、雲水は選手たちがフィールドで戦っているのを見ていることしかできないことを心底悔やむというシーンです。
この漫画のキャラクターから学べることは、目標がどれだけ高い壁として立ちはだかっていても挑戦することの大切さだと思います。
多くのキャラクターが敗北を経験しますが、そこからまた立ち上がってその壁に向かって挑戦していく姿には感動しますし、自分も挑戦しようと心に火がつきます。
本当に魅力的な漫画なので皆さんもぜひ読んでみてください!
今日も読んでいただき感謝です♪
畑中勇人
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