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84歳寅年京子ばあちゃんの老いるを楽しむを書き留めてみる その二十三

私は買い物が大好きで、あまり外出をしなくなった今でも、通販のパンフレットなどを見るのが楽しくて、いつも何か探しています。

それは、自分のものでなくてもよくて、娘や息子や孫やお友達…とにかく誰かを喜ばせたいと思い、そのためにお金を使うことが多いです。

自分ではそんなことは日常生活の一部で気に留めたこともありませんでしたが、娘に聞かれてなんでこんなに買い物やプレゼントが好きなのかと考えてみました。

お中元やお歳暮の風習は今ではずいぶん少なくなったようですが、昭和の時代は当たり前でしたから、いつも夏と冬には何十軒分もの贈り物とそれ以外にもお誕生日や結婚祝い、入学祝などのプレゼントを考えていました。

単純に必需品としての洗剤セットやビール詰め合わせも良いけれど、なにかもっと特別なもので驚かせたいという思いがあって、いただいた年賀状にある家族の写真などを参考にそれぞれの家族構成を考えたり、趣味や好みをさりげなく会話で聞き取ったりして、誰かのために何かを選ぶことが若い頃からとても好きなのです。

お金が余っているわけではありませんが、一つは、戦争中食べるものもなく、親とも離れ離れになって顔を見たこともない遠い親戚の家で肩身の狭い思いをした時代を経験したせいかもしれません。

戦争中、人は皆、とにかく不安で、疲れていて、心も体も傷だらけで、ほこりだらけで、誰かに心を寄せる余裕などなくて、自分の家族を守るのが精いっぱいだった時の人々の表情が記憶から消えることはありません。だから、人の喜ぶ顔はかけがえのないものだと感じて、それを見たいと思うのかもしれません。

もう一つは「私」が自己表現する唯一の機会だった気がします。受け取った方からお礼のお電話やお葉書をいただいたときの反応がうれしくて、次もがんばろう!と思えました。そう思えるのはとても幸せでしたね。

逆に、いただいてとてもうれしかったのは、夫が社長になった記念に北海道を旅行した時、ホテルの部屋に入ると、豪華なフルーツのかごが置かれていました。夫が若い頃に仕事で出会い、プライベートでも長くお付き合いくださっていた取引先の大手企業の方が、私たちにホテルを紹介してくださっただけでなく、サプライズで用意してくださったのです。

そのスマートなおもてなしには脱帽でした。いつもは相手を驚かせることばかり考えていたので、これは本当にうれしかったです。

この後、さらに私のサプライズ精神(?)が燃えたことは言うまでもありません(笑)

最近は息子のメトロマーケットから贈り物をすることが多いです。
私が贈って喜んでいただけたものは、オレンジジャムと山わさびソースのセット。

オレンジが輪切りで入っていてとてもゴージャスなジャムです。パンはもちろん、紅茶に入れてもおいしいです。

山わさびソースも良いですよ。サラダでもお肉でもお魚でもとても合います。
ほかにも色々ありますが、よかったら、お試しください♪


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