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【セミナーレビュー】Metaverse Japan「アバターと未来社会」

皆さん、こんにちは、JapanStep(ジャパンステップ)です。
いつも公式noteやMetaStep(メタステップ)をご覧頂き、ありがとうございます。

今回は、JapanStepを応援頂いております「Metaverse Japan(メタバースジャパン)」さんのセミナーに参加。パートナー企業のPacific Metaさんが提供する浜松町のイベントスペース「Pacific Hub(パシフィックハブ)」にて開催されました。

浜松町PREX内にある「Pacific Hub」

今回のセミナーは一般公開されてない、メタバースジャパンの会員限定企画ですが、JapanStep(メタステップ)読者の皆さんへ特別に、エッセンスを少しだけ公開致します。


今回登壇されたのは、2025年大阪・関西万博のシグネチャーパビリオンでも活躍されるロボット学の第一人者 AVITA代表取締役 石黒 浩氏。「アバターと未来社会」と題し先端テックの社会実装の例について、バーチャルヒューマンやアバターの事例を交えて語られました。

数年前まで、ロボット研究において一番の問題だったのは「話す」ということでした。しかしChatGPTを始めとした、生成AI系の大規模言語モデルが浸透した昨今、ロボットが話す事は当たり前になりました。
石黒氏は「意識、意図、欲求まで話せるくらいにならないといけない」と語り、自身を模したアンドロイド「Geminoid (ジェミノイド)」を紹介。

※上記は3年前の動画。既に高クオリティですが、最新の筐体映像はぜひセミナー会場にてご覧ください!

AIを搭載したアンドロイドは身振り手振りを交え、実際に受け答えが可能。
「学生には好評で、アンドロイド相手だと話しやすいのかもしれません(笑)」と笑う石黒氏。
実際に、このような形で、スマートフォン等にCGのキャラクターを召喚し、研究相手やディスカッションの相手になる事も想定しているそう。
学生全員に家庭教師をつけられる日が来るかもしれません。

「アバター共生社会」

内閣府が掲げる、挑戦的な研究開発(ムーンショット)を推進する大型研究プログラム「ムーンショット型研究開発制度」。その目標には
「2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」と謡われています。まさにこの点において、アバター活用は大きな可能性を秘めており、石黒氏はこの社会を「アバター共生社会」と名付けています。

政府がこうした目標を掲げていることもあり、今各地ではアバターを使ってもっと効率よく働こうという流れになっています。

アバターが活躍できる場所について語る石黒氏

過疎地や島しょ部など、医師不足が懸念される場所においてアバターは既に活躍を見せています。長崎大学医学部では数年前から、遠隔医療への取組にアバターを活用しています。

(引用)「長崎大学の遠隔医療への取組 〜地域医療における実証から実装へのチャレンジ〜」より

アバター相手だと直接より話しやすい、というのも大きな利点です。
特別支援教育施設では、自閉症の子の診療対応を行っていたり
国内最大級の保険選びサイト「保険市場」では、「アバターコンサルタント」を設け、アバターを通した面談を実施し好評だそう。

会場内では最新のバーチャルヒューマンが体験できるスペースも

まだまだ書きたいことはたくさんあるのですが、続きはぜひ会員企業としてお確かめ頂けますと嬉しいです。

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