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【セミナーレビュー】感覚共有技術「FEELTECH」(フィールテック)から見える近未来の展望

皆さん、こんにちは、MetaStep(メタステップ)編集部です。
いつもMetaStep(メタステップ)をお読み頂き、ありがとうございます。

今回は、MetaStepを応援頂いております「Metaverse Japan(メタバースジャパン)」さんのセミナーに参加するため、東京大学 先端科学技術研究センターへ行ってきました!

東大駒場キャンパス正門から、20分くらい歩きました

今回のセミナーは一般公開されてない、メタバースジャパンの会員限定企画ですが、MetaStep(メタステップ)読者の皆さんへ特別に、エッセンスを少しだけ公開致します。(メタバースジャパンさん、ご許可頂きありがとうございます!)


6G技術とも関係が深いFEEL TECH(フィールテック)とは

今回のテーマは「FEEL TECH」(フィールテック)の未来。
人間の五感をセンサーで感知し、デジタルデータに変換。それをネットワーク上で伝送し、届けた先で再現することで、離れた場所にいる人に感覚を共有することができる。この一連の技術が「フィールテック」です。

この技術を使ったビジネスアイデアは無限大。メタバースはもちろん、医療・福祉・介護、製造、教育・・・。しかも、6Gの高速通信技術を使うことでさらに可能性が広がります。
今回の講演では、その開発第一人者であるお二人から、この技術の現在地と未来の展望をお話しいただきました。

スピーカー(上記動画サムネイルのお二人です)
石川 博規 氏(NTTドコモ 6Gネットワークイノベーション部 工学博士、サムネイル右)
玉城 絵美 氏(H2L, Inc., CEO、サムネイル左)


きっかけは「動きをシンクロさせる技術」から

2022年にドコモから発表されたこの動画、ご存じの方も多いのではないでしょうか。綾瀬はるかさんの手首に巻かれているバンドを介して、プロピアニストの動きをトレースするという技術。

石川さん「これは『6Gで実現できそうな未来』を表現したイメージ映像です。しかし相当な反響があったため、6Gの実装予定2030年を待たずして、今の技術で実装していこう、という動きが加速することになりました。結果的に、これが多くの可能性を広げることとなりました」
上記のピアノ動画から約2年、実際に「FEEL TECH」プロジェクトが始動し、社会実装の動きが広がっていきました。

味覚を共有できるスプーン、人の動きをトレースする技術などを使い、活用事例も紹介。(ここでは掲載できないのが惜しいところです!)

感覚共有がコミュニケーション力の向上に

玉城さん「この技術は、新しいコミュニケーションのかたちを実現します。五感や感情は、これまで映像や文字情報だけでは理解できませんでした。
それが共有できるようになれば、人の気持ちがより鮮明に理解できるかもしれません。より解像度の高いコミュニケーションができるようになり、相互理解が促進されるはずです」

現状の通信環境では、感覚データを送信しても、通信スピードで互いの認識タイミングが200/1000程度ずれてしまう事があるようです。
ここを6G高速通信にすると1/1000秒の誤差に抑えることができます。
他人同士が、同じタイミングで、同じ感情や感覚を共有できる――。
FEEL TECH(フィールテック)の実用化で、人のコミュニケーションがさらに深まる事が期待されます。


まだまだ書きたいことはたくさんあるのですが、有料級のセミナーなので、ぜひ続きは会員企業としてお確かめ頂けますと嬉しいです。

本日もお読み頂き、ありがとうございました。
フォローやスキをして頂けると、筆者のやる気が1%上昇する気がしますので、是非お願いします^^

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