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【暗号資産の基礎知識(4)】法定通貨との違い

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さて、本日のテーマは「法定通貨と暗号資産の違い」についてです。
決算手段として同じように使える法定資産と暗号資産はどのような違いがあるのでしょうか。

まず法定通貨とは、それぞれの国が定めたその国の通貨のことを言います。日本なら「円」、アメリカなら「米ドル」といった通貨ですね。「法定」と付いているのには理由があります。いわゆる金銭債務の弁済手段として法的な効力強制通用力とも言います)を持っているという意味です。

法的強制力があることで、取引の決済など、金銭債務の弁済がスムーズに行われます。

さて、では法定通貨はどこで発行されているのでしょうか。それぞれの国の中央銀行です。日本だと日本銀行ですね。法定通貨は、経済状況にあわせながら、中央銀行が発行数を決めています。ゼロ金利政策、など国の金融政策を考えているのも日本銀行ですね。日本銀行の金融政策の基本的な方針は、政策委員会の金融政策決定会合で決定されています。

では、暗号資産との違いは何でしょうか。ここでは暗号資産の特徴を5つほど挙げてみます。

①発行量が決まっている
先ほど法定通貨は中央銀行が経済の状況にあわせて発行数を決めている、と説明しましたが、暗号資産は発行上限や発行のペースがプログラムによって決まっています。

②非中央集権的な管理が行われている
先ほど暗号資産は国や中央銀行が発行や管理を行っていると説明しましたが、暗号資産には発行者や代表的な管理者が基本的に存在していません(一部例外もあります)。

③実体がない
暗号資産は、お札や硬貨のように貨幣が実体が存在していないものです。暗号資産はデータ上にしか存在せず、受け渡しの際もあくまでデータ上でのやり取りになります。

④利用可能な範囲が広い
暗号資産はほぼ世界中で利用することができます。法定通貨は法律で決済手段として認められる範囲が決まっていますし、別の国や地域に行く際、それぞれの国の法定通貨に両替をしなければなりません。

⑤需要と供給で価値が決まる
法定通貨は物価に連動して価値が決まるのに対して、暗号資産は需要と供給により価値が決まる点も特徴的と言えるでしょう。

近年は、出稼ぎで稼いだお金を暗号資産で仕送りで送金する方が低コストで送金できるなど、使い分けるケースも増えてきています。私たちは正しく理解し、便利に使っていきたいですね。

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