取り留める事でもないのだが

飲み会という会がある。飲み会とついているだけあって飲み食いをする会なのだが、私はどうも苦手だ。
先日、高校の時の旧友(男2)に誘われた。何も高級なものを食べようって会ではない。適当にお酒を飲んで、適当によっぱらう。そう思っていた。


集合場所の歌舞伎町(この時点でまずい)に行くと友人が待っていた。どうやら、私が着くまでに飲んでいたようだ。ここから私が合流して何か飲もうという訳だ。まず、新宿から離れよう、ということになった。

ここからはミスの連続になる。
まず、中央線沿線にすべきだった。友人は豊洲の近くに住んでいて、明日朝からバイトだという。だから千葉側に移動することになったのだが、なぜか豊洲に移動した。

おい
のりかえ少なくとも三回だぞ。ゆりかもめの終電は23:30だぞ
ここで神田、東京、少なくともお茶の水とかの山手線沿線にすべきだった。

まあ最悪いい。三途の向こうまで一緒に行ってもいい。そう思っていた。
ここからが第二のミスだ。
なぜか女を呼びやがった。

おいおい
何としてでも辞めさせるべきだった。
いや、女性がいるのはいい。別に。俺は苦手だが、それを理由にして排除するわけにはいかない。これは私の個人的感情なのだから。
問題なのはいちゃつき始めたことだ。なんでやねん。
初対面やぞ。初対面の男女がこんなくっつくなや。
しかも俺を出汁に使いやがって。
俺は最終的に話に困ったら話を振られる役になり下がった。会話にすら入らない。ただの会話のチューナーだ。ここで問題なのはチューナーになり下がったことではない。”乳繰り合っている男女”のチューナーにされたことだ。
俺はこれを全身全霊で否定すべきだった。友人の顔を立ててしまった。

地獄以下の3億円ボタン空間に放り出されて三時間が経ち、会計することになった。私らは割り勘上と決めていたのだが、私は勝手に女性の分はいちゃついた男が払い、残金を割り勘するものだと思っていた。

ここで最後のミス
全額三人で割り勘した。

そしてレシートは秒で捨てられた。

俺はもっと自己主張すべきだったかもしれない。
自分を信じる事ができなかった。
友人の顔を立てた。悪い人間と思われたくなかった。
そのやさしさ、自己保身のためにかなりの額を失った。

女性を前にすれば男というものは一部を除いていい男ぶりたくなるんだろうな。いや、都合のいい男か。
私はその一部だ。男女平等、とまではいかないが、私はそれを負うべきではなかった。いや、それを拒否すべきだったのだ。

ここまでの話は誰が悪いか。それは俺だ。俺は一時の平穏のために何か大切なものを失った。そんな気がする。

私はそれでも、こうやって猛省できたことで次につなげることができる。そう信じている。

①できるだけ電車一本で帰られる場所を選ぶ
②終電で帰る
③女性は呼ばない。
④呼んだとして、割り勘上はきっちりする。事前にはっきりさせる

後悔のない人生をおくろう。
いまからでも

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