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組織の変化には時間が必要【291/300】

やっと桜が咲きましたね。株式会社はこの亀谷です。

今日は「組織の変化には時間が必要」というテーマで書いてみようと思います。

組織で何かを始めよう・変えようと考えると、どうしても時間がかかります。

この組織づくりにかかる時間に耐えられるか耐えられないかが、大きな何かを成し遂げられるか成し遂げられないかの分かれ目になるので、今日はそんなことを考えます。

組織づくりには時間がかかるものだと覚悟する

新規事業、組織改革、言葉にすると簡単ですが、どれも時間がかかります。

思い付き、企画して、動き始めて、変化させ、結果が出るのに3年くらいは見る必要があるでしょう。

むしろ3年で出来たら早い方なのかもしれません。

私自身、独立してもう9年経とうとしていますが、未だに30人の壁と戦い続けています。

会社をある程度軌道にのせるまでに3年くらい。

人を採用して、組織を作り、教育して、結果を出せる状態にするまでにそこから3年くらい。

さらに人を採用し、次のマネージャーを育てて、再度組織を作り直すのに3年くらい。

9年かけてもまだまだ課題は山積みです。

ただ、今は9年時間をかけたからこそ出来た組織としての強みがあると思っていて、近道って存在しないんだなぁとひしひしと感じています。

ゴールを設定したら、そこに向かっての変化の過程を考える

ひとりで全部やっていると自分ひとりの問題になるので楽なのですが、大きな課題に挑むためには組織がいります。

ここ最近ですとフリーランスがお互いに助け合う形もありますが、その形ではやれる規模に限界があると思っています。

大きな目標を達成するためには、より高次元に思想を共有しながら作業量を増やす必要があり、そこにはMisson Vision Valueに共感した組織づくりが必要です。

さらに組織づくりは人数が増えれば増えるほど難易度が上がり、急激な変化を起こしにくくなっていくので、積み木を積み上げていくイメージで丁寧に進めないといけません。

目指すゴールもどんどん変化していくので、それによって組織の積み方も変わっていきます。

ゴールが変わった場合、過去に詰んだ積み木では支えきれないことがあるため、一度崩して元に戻し、再度積みなおす必要があります。

土台がもろいと高く積めないので、ゴールが高くなった場合は、再度それに耐えられるように土台から丁寧に丁寧に作り込むしかありません。

時間をかけたからこそ得られるものに気付く大切さ

何故、時間がかかるのか?

それは組織は人で構成されているから。これ以外にありません。

組織は人で出来ていますので、人との出会いという偶然によってどうあるべきが変わります。

さらに人は成長し変化しますので、常に同じ状態でそこにはいてくれません。

組織のルールはそこにいる人によって変化すべきなので、その前提を考えると常に同じルールで組織が上手くいくことはありませんし、他の組織のルールをただ持ってきても上手くはいきません。

自分の組織に実在する人に合わせたルール設計をすることが一番で、ここのメンテナンスを定期的に行い、それによって生まれる反応を見ていくことが、組織と人との理解に繋がっていきます。

時間をかけられるメリットは、人と出会うチャンスが多くなることと、組織にいる人の理解に使える時間が長くなること、自分自身の理解に時間がかけられることです。

より強い組織であり、働きやすい場所を考えるためには、相互理解に時間をかけなくてはいけません。

そのためには時間が必要で、それを丁寧にやるからこそ、長期的にやっている強みが出せるようになっていきます。

人を労働力と考えて、あくまで組織化に踏み切るというやり方もあるのですが、私の会社はそうしていません。

人がやる意味や個人の成長を考えた組織を作ること。

そこに対しては時間をかけた分だけ、強みが出せる状態になっていくんじゃないかなぁと思います。

まだまだ道半ばではありますが、ここ最近、若手が力をつけて意見を言ってくれるようになりました。

彼らの力をより活かし、さらなる成長の機会を提供できるように、ここからもう一つ高い目標を設定し、積み木を綺麗に組み上げてみようと思います。

それでは今週もお疲れ様でした。来週も頑張りましょう!

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