高校生活をふりかえる 高校からの親友と久しく淡々と話して、高校時代の話題があがった。彼はあの頃が一番楽しくて全盛期だったと、もう一度戻ってみたいと言っていた。 自身は悲しくも、全くそれに共感することが出来なかった。 第一に、自分の高校生活や青春があったのは夕方から一、二時間程度の軽音学部でのあの一瞬だけだったに過ぎない。 朝九時から三時半くらいまでの時間は最早牢獄だった。一年生の頃の友達が二年生に上がるタイミングで、僕よりも親しい中学の同期とつるむようになり、僕のこと