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「学習の中にある読書」について

この記事は2分で読めます。

こんにちは。メタもんです。

※推敲過程を飛ばしたので、酷く口語的で読みにくい文章になっています。

  今日は、なんとなくテレワーク推奨とか外出自粛の影響とかで読書量が増えるのかなとか思ったので、読書について、適当に書いてみたいと思います。

   東大にきて、「古典的名著を読め」みたいな文化、無思考的に名著を読み「読んだこと」が評価される感じの、いつの貴族文化だろうみたいな文化に対する、違和感を抱いていた1年生時代だったので、

  「そもそもなんのために本を読むの?」という大上段の目的から、逆算的に「本の選び方」「本の読み方」について、日々考えていることを随筆のように書きなぐってみたいと思います。備忘的な内容なので、「そんなん当たり前やん」みたいなのばかりが含まれています。ご容赦ください。


1,読書の意義と目的(学習という観点から)

  人それぞれじゃないですかね(多様性の許容と同伴する無思考)。はい、終了。まぁ、読書って、時間軸で切り分けてみると、読書前の期待感を目的にしている人もいれば、読書中の興奮を目的にしている人もいれば、読後に何かしらの学びを得ることを目的にしている人もいる、多様な営みだと思いますので。

  もちろん、上位概念の「目的」が異なれば、下位概念であり手段である「読む本」や「読み方」を選択する際の、評価基準も変わるわけで、それらすべてを列挙していたらキリがないので、今回は「読中読後の"学習"を最大化する読書とは」という意義の絞り方をして、以降に続けたいと思います。

プレゼンテーション1

2,本を選ぶ観点

  では、「本からの学びを最大化( := 本の内容に対する理解度の最大限ではなく、自身が読書に投下した時間に対して、得られた自分の中での学びの量×質の割合で評価する)するため」に、自分が無意識的に意識していたことを、言語化してみたいと思います。あくまで、「自分はこう考える」という主観の押しつけという前提ですが、読者の方々への伝達総量の最大化への配慮をしますので、ぜひ軽く読んでみてください。

2-1,本の位置づけを理解する

プレゼンテーション2

まず、変数として「分野軸」と「本の難易度(浅い/粗い⇔深い/細かい で整理)」という2軸を導入します。これは結構馴染み深い考え方かと思います。ここは、「領域固有知識」で殴り合う戦場です。

自身が既知領域を拡張させていく(知識を増大させていく)という営みにおいて、それぞれの本が自身の既知領域のフロンティア近くにある場合、個人的には学びが最大化されると考えています。一応以下に軽い説明を付与しておきますが、A,Bについて説明すれば、C,Dの説明は省いて問題ないですよね。

本Aは、まだ十分には理解していない、興味分野に隣接した分野の概論のような本のようなイメージでしょうか。実用書や自己啓発本なども、多くはこういうレイヤーに相当すると思います。

本Bは、自分の得意な分野における、少し専門的な本などのイメージですね。専門書や論文などが、多く該当するかと思います。

ここで言いたかったのは、「どういう目的を持っていて、その目的達成のためには、どういう位置づけの本を選択するとよいか」というのを意識するということです。もしくは、これが今後につながるのですが、「どういう位置づけの本か、によって読み方をカスタマイズする」というのも同様に重要です。

2-2,本の強度を理解する

非物理的強度です。「論理強度」とでも言えば良いでしょうか(?)。この第3の軸を導入することで、本Dに価値が付与されます。ここでのキーワードは、「メタ的な認知」と「非領域固有知識」です。


プレゼンテーション3

これは、先ほどの図に、Z軸としての「非領域固有的/抽象概念的⇔領域固有的/具体的」の軸を入れた図です。この言葉でこの軸を表現するのは、ちょっとしっくりしていないのですが、思いつかないのでしょうがないです。名前募集中ということで。

(雑記)この「論理強度」っていう表現、別に確実に間違えている感覚もなく、一方で「抽象概念的⇔具体的」みたいな軸も、それはそれで言いたいことを捉えていて、どう表現するのがいいのか、わからなくなりました。きっと、自分の中では同値なほどに ほとんど平行に近い角度で斜行している座標軸な感じなんでしょうね。

つまりですね、「言っている内容はきっと簡単なんだろうけど...筆者が頭良過ぎて概念的でわかりにく過ぎる」みたいな本とか、「この領域、自分は理解していたつもりだったけど、この筆者のほど変数を取り込んでなかった。また理解を脱構築しなければ」ってなるタイプの本が、この軸の上の方に該当するイメージです。

逆に、該当領域における概念的理解が済んでいる場合、いかに専門的な内容の本でも、「あぁ、この学問領域の、こういう領域的性質から構造的に欠陥を持っている◯◯っていう議論に対して、他学問分野のアプローチからアナロジーを得て穴埋めを心がけているタイプの本か」みたいな、脳内マップでの位置付けと概念への昇華がすんなり済み、初見の本でもスイスイ読めたりしますよね。これは、すでにある分野での学習がメタレイヤーで転移してメタ認知技能が発達した結果、領域固有知識が欠如していても、本来的初心者よりも学習の早い「知的な初心者(intelligent novie)」というやつなのですが、そういうのを含めようとして3次元に拡張しています。

3,読書の目的・本の位置づけに応じて読み方をカスタマイズする

疲れてきたので、ちょっと雑になります。ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

つまり、自分の既知領域に対する「分野的距離感」「難易度的距離感」「理解度(概念的)距離感」を測り、それぞれのタイプに応じて読み方をカスタマイズするというだけです。それぞれを、フロンティアとの重なり度合いで場合分けすると、結構な数になるし、実際に読むときには色々な変数を考慮する必要があるので、最後は「読むときに、どういう観点をチェックしながら読み進めているか」だけ列挙して終わろうと思います。

✔自分がこの本を読む目的は何か?どういうモチベーションか?

✔筆者の経歴的に、本書はどこまでの領域をカバーしていそうか?

✔自分の既知領域との関係性における本書の位置づけは?

✔筆者の思考は演繹的・帰納的・弁証的のいずれか?

✔この本を読みながら、いま自分は何を考えているか、何を受け取っているか?

✔このスピードで、本書の要点を理解できるか?

✔本書の内容は、既知の理解を脱構築しうるものか?

etc...

またいずれ、今回は結構抽象的な語りになったので(いつものことですが)、またこんど、ちゃんと書きたいと思います。


やっぱ、無意識的であれ意識的であれ自分の思考や行動を、言語という領域で必ず情報を一方向に整えなければならないという大量の制約化で表現するのは難しいですね。

それでは、今回の時流に乗って、僕も読書に耽ろうかと思います。また更新があったら、noteを書こうと思います。ご自愛ください。













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