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考え込んで眠れない時

考えるのを止めようと思っても止まらない時、脳の帯状回が興奮状態にあります。こういう心理状態を反芻と言いますが、考えるのを止めようとしても、帯状回が活発に動いてしまっているため「止まれ!」と命じても脳に無視されます。どうすればいいか?

まず枕元にペンとメモ帳を置いて下さい。電気を消してベッドに入ったのに頭が止まらなくなったら、電気をつけて起きて下さい。

次に頭の中を駆け巡っている考えを正確に書きだします。自分は今何を考えていたのか?ペンを取り、メモ帳に記します。

書き出したことについて自分に何ができるかリストを作ります。「○○ができる」、「△△に相談できる」、「▢▢を買えばいい」。思いつく限り書いて下さい。

次に書き出したことについて自分に何ができないかリストアップします。「○○○は無理だ」、「△△△はできない」、「▢▢▢はお金がかかりすぎる」。思いつく限り書いて下さい。

何を考え、何ができ、何ができないか記したことを読み返します。頭が整理できました。消灯して寝て下さい。お休みなさい。(Daniel G. Amen, Change Your Brain, Change Your Life: The Breakthrough Program for Conquering Anxiety, Depression, Obsessiveness, Anger, and Impulsiveness (NY: Random House, 1998)。

実際やってみると、文字にするごとに頭の中の毒素が抜けていく気がします。外に出すのが大事なんですね。

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