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いつコーヒーを飲めば目が覚めるのか?

いつコーヒーを飲むか?映画では朝ですけどね。朝起きたら、まずコーヒーを煎れる。コーヒーの香りでベッドで目が覚めたとか。コーヒーを飲んで目が覚めるかどうかは飲むタイミング次第です。(Hengchen Dai et al., “The Impact of Time at Work and Time Off from Work on Rule Compliance: The Case of Hand Hygiene in Health Care,” Journal of Applied Psychology 100, no. 3 (2015): 846–62)。

目覚めのためにコーヒーを飲むならば、目が覚めた直後には飲まない方がいいです。目覚めると身体はストレスホルモンであるコルチゾールを分泌します。コルチゾールが「おい、起きろ、起きろ」と覚醒させてくれます。

ところがコーヒーに含まれるカフェインがコルチゾールに干渉してしまうのです。つまりコルチゾールの作用を邪魔するんです。だから目覚めを早くしたいなら、目覚めの仕事はコルチゾールに任せて、起床直後はコーヒーは控えた方がいいのです。

しかも早朝にカフェインを摂取すると、私たちの身体のカフェインに対する耐性が増加します。つまり朝早くコーヒーを飲めば飲むほど身体にカフェインが効かなくなり大量に飲むようになります。

では、いつコーヒーを飲めばいいのか?1日の最初のコーヒーは起床後1時間から1時間30分後に飲むのがベストです。どうしてかと言うと、起床後1時間から1時間30分後に目覚ましホルモンであるコルチゾールの作用が終わるからです。朝、職場に着いたぐらいにコーヒーを飲むのが効果的かも。

例えるなら、コロナのワクチンを2回打った。でも3か月後には効果が消える。だからブースターショット(追加接種)を打つようなものです。コルチゾールが枯れたところでコーヒーを飲むと身体の覚醒が継続します。

2杯目のコーヒーのタイミングは、コルチゾールのレベルが再び下がる午後2時から4時の間に飲むのがいいです。昼食を済ませて1時間から3時間の間。眠気がピークに達する時間帯です。2回目のブースターショット。

目覚ましでコーヒーを飲むタイミングは、コルチゾールとの関係で決まります。



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