コロナ渦におけるコト消費の危機についての提案
現在、橘川は、新刊の原稿を書いていて、その本は、時代への企画提案書になります。その中に、支援のスキームについて書いています。単なる金銭的寄付は、一般的な人にはなじまないのではないか。311の時の体験をまとめているのですが、今回のコロナ渦におけるアーティスト支援のために、緊急でスキームが作れないかと考えました。僕たちの現状のパワーでは、大規模な運営は無理なので、どなたかのってくれる人がいれば、相談に乗ります。ていあか、勝手にやってください(笑)。
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コロナ渦におけるコト消費の危機についての提案
コロナウイルスの猛威は、日本社会に大きな打撃を与えています。
昨年の消費税の増税により年末商戦でモノ消費は売上減に直面し、本年初頭からのコロナ渦の状況は、イベント、飲食、旅行などのコト消費の企業に大きな打撃を与えています。
しかも、今回のウイルスは、先の見えない長期戦の様相を呈しています。
このままの状況が続けば、多くのアーティストや飲食経営者、観光従事者のみなさんが露頭に迷います。
現在の状況は、311の東北大震災の時間を思い浮かべます。
あの時、被災地は崩壊し、交通も遮断されました。
地域の破壊は観光客の流入もストップしました。
原発事故の放射能汚染は、「見えない恐怖」として、コロナウイルスのように、人々の心を痛めつけました。
311の時、東北・八戸のレストランの人からSOSが入りました。「客が一人も来ない、この状況が2ヶ月続けば、うちは潰れる」と。
私たちが考えたのは、こういうスキームです。
1.そのレストランの予約注文を日本各地の人に呼びかける。
2.予約金を、レストランに支払う。
3.予約した人は、いつでも食べにいける。
4.東北が復興したら、地域の復興支援のためにも東北観光をしてもらい、その時に、そのレストランでおいしい料理を予約分食べられる。
今回の状況の中で、そのスキームが使えないか、考えています。
▼アーティストの場合は、こういうスキーム。
1.アーティストの公演でキャンセルになったイベントを、秋以降に実施するとして、その予約券を販売する。日時、場所は未定。
2.2020年9月以降から1年間の間に、公演を実施してもらい、予約購入者が参加出来る。
3.可能であれば、通常の公演を行う際に、特別公演を一日追加して、支援者だけを招待する。
(該当する対象は、音楽・演劇などのアーティストや興行組織。旅行・観光・娯楽施設などの企業。飲食業の経営者など)
以上を、クラウドファンディングとして募集を行う。
例
1.**の公演の特別予約券を提供します。(2020年9月以降に実施)
2.**のレストラン予約券を提供します。(2020年9月以降に実施)
3.**のツアー旅行を提供します。(2020年9月以降に実施)
▼参考
“顔の見える”被災地支援 八戸のレストランを“予約”して漁師さんと地元にエール!
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橘川幸夫の深呼吸学部
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