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2月4日は橘川幸夫の誕生日です。


1.爆走中古車の悲哀

1950年生まれなので、なんと70歳、古希である。
精神と意識の方は鍛えてきたのでまだ使えると思うが、肉体の方はかなり耐用年数の限界に近づいている。昨年は眼底出血で右目を失明し、睡眠時無呼吸症候群(SAS)で、旅行先にもCPAPという酸素を送り込む機械を持参しなければならない。10数年前に原因不明の失神を繰り返し、お酒は飲めなくなった。血圧が一時、250を超えてぶったおれたこともある。中古自動車が、やれタイヤがパンクしたバンパーが外れたと、それでも凸凹道を走らなければならないので大変だ(笑)

そうそう1980年に出した「企画書」に「僕は橘川幸夫という名の自動車ではない。橘川幸夫という名の自動車の運転手だ」と書いたことがある。自動車が壊れても運転手の魂は走りつ続けたい。

1950年生まれなので、50歳になった時に20世紀が終わった。20世紀後半が僕の人生だから分かりやすい。2000年になって、自分の役割も終わったと思って、若い連中を集めて、それまで自分が見たり発見したしたことを伝える「生前葬」を恵比寿で実施した。一日で終わらなかったので、何回かやった。でも、そのあとも、何も終わらず、むしろ気軽になって、いろんな新しいことにトライしたい。今でも、トライしている。

2000年にやった「橘川幸夫の生前葬」が、その後の「私塾リアルテキスト塾」につながったんだな。今、気がついた。今は、毎月1回の塾を開講しているが、これは持続する生前葬だったんだな。

ということで、ポンコツ橘川の運転手は、相変わらず「いきあたりバッチシ」の無謀運転を続けていきます。今後ともよろしくお願いいたします。


2.プロジェクト報告


(1)新刊「企画書ver2020」の刊行。

*今回は、クラウドファンディングを使った自費出版でやります。現在、準備中ですので、決まりましたら橘川のメルマガで案内します。メルマガを登録していない方は、以下で登録、お願いします。

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橘川は30歳ではじめて単行本を出して、以来、「4年に1冊」を目標のリズムにして本を書きました。すこしずれてる場合もありますが。振り返ってみると、最初に出した「企画書」をベースにして、時代状況に応じてバージョンアップを繰り返していただけだと思います。生涯に一冊の本しか出せないのだな。ということで、今回の本は、「企画書」のバージョン2020となります。

「企画書」のコンセブトは「代理人批判」と「素人(もとのひと)による参加型社会」です。それは変わらないのですが、インターネットが普及した中で、疑似参加型システムが横行していると思いますが、すこしずつ、最初にイメージした社会に近づいてきたと思ってます。情報化社会とは、社会そのものが教育システム化することでしょう。それは近代の「教育」とは違う。僕と貴方が会話をする時、話してる方が先生で、聞いてる方が生徒です。そうした日常生活の会話そのものが相互教育であり、そうした世界を、真のコミュニケィティブ社会だと、最初に思ったわけです。

僕は19歳の時に、ロック音楽に出会い、日比谷野外音楽堂のライブで、来るべき社会は、参加型社会になると確信しました。それで音楽投稿雑誌「ロッキング・オン」を創刊し、全面投稿雑誌「ポンプ」を創刊しました。ロッキング・オンはすでに投稿雑誌ではないし、ポンプは6年でなくなりました。それでも、参加型社会のためのメディアのプロトタイプは作ったという自負はあります。自分の雑誌がなくなっても、想いが社会にひろがれば問題はありません。

ということで、次回の本は、「社会的教育」についての企画書になります。
クラウドファンディングに、ご協力よろしくおねがいします。


(2)橘川がYouTuberになりました。

 日本の小学生に将来なりたい仕事を聞くと「YouTuber」が上位に来ます。これは、僕たちの子どもの頃には「野球選手になりたい」「歌手になりたい」のと本質的には変わっていないと思います。

 僕の深呼吸する言葉に、こういうのがあります。「誕生日とは何歳になっても、大きくなったら何になりたいかを考える日」。今年になって、古希の誕生日が近づいてきて、僕も小学生と同じように、大きくなったらYouTuberになりたいと思ったわけです(笑)

橘川幸夫のおしゃべり放送局

 山手義弘くんが協力してくれて、一緒に運営しています。やってみると、どんどんやりたいことが増えてきます。いろいろ企みますので、チャンネル登録お願いします。

 You Tubeは、まだまだ原始的な段階だと思うので、いろいろ使ってみたい。


(3)ラジオ局「おしゃべり放送大学」本日、開局(笑)

おしゃべり放送大学

対話型講義による「おしゃべり放送大学」が2020年2月4日に開局します。
現在は、試験放送中です。

アプリのダウンロードは、以下でお願いします。

Apple

Android


▼概要
インターネットによって、過去の情報は膨大なアーカイブとなり、今も、世界各地でアーカイブ増強の動きが続いています。情報や知識は世界で共有されていくので、情報や知識を一方的に伝えるだけの近代社会の「学校」システムは意味を失いつつあります。


個別の情報を持つ個人と、別の個別の情報を持つ個人との「対話」(おしゃべり)の中に、新しい発見が生成されていくのだと思います。そして、その対話の現場そのものが、私たちの考える「新しい教育の場」となります。


一方通行のオンライン講義とは違う発想の「おしゃべり放送大学」をお楽しみください。

▼構造

「おしゃべり放送大学」は、ラジオ放送ですので、番組表の予定に応じて、音声コンテンツが放送されます。無料でお楽しみいただけます。

なお、音声コンテンツのアーカイブについては準備中です。有料になります。

「おしゃべり放送大学」は次のテーマで構成されています。
1.「講義の時間」(対話型のおしゃべり講義です)
2.「実験の時間」(音声技術を使った、新しいコンテンツ開発をテストします)
3.「放課後」(音・音声を使ったコンテンツを、参加型で募集します)


▼現在、放送している番組

◇ストイカ・ラジオ
阿部重夫・橘川幸夫

阿部重夫さんは、元日本経済新聞社の論説委員、日経ベンチャー編集長を経て、雑誌「選択」編集長、雑誌「FACTA」発行人・編集長を経て、現在、雑誌「ストイカ」編集長。日本有数の本格的ジャーナリストとして多数のスクープを連発。日本の問題点や闇を暴いていきます。

◇音楽と世界放浪。
星ゆうすけ・橘川幸夫

星ゆうすけさんは、Modern Yogi Musician。インドリシケシュヨガ教師福利協会登録教師。音楽とヨガによる「星ヨガ」を提唱/ディジュリドゥ、ハンドパン、パーカッション、ギター奏者。世界をめぐりながら、多くの人と出会いました。星さんの体験と音楽をお楽しみください。

◇未来の運動会
犬飼ひろし・橘川幸夫

犬飼ひろしさんは、子どもの頃からゲームで遊び、やがてゲーム開発者になり、日本のeスポーツ黎明期からのプロデューサーとしても活躍。実際の身体を使う運動とエレクトロニクス技術の融合を実現した、未来の運動会競技を多数、創造しています。スポーツの未来、遊びの未来を語っていただきます。

◇もっと面白い明日
久米信行・橘川幸夫

久米信行さんは、下町の墨田区のTシャツメーカーの三代目。大学を出てからファミコンゲームの開発会社のイマジニアに入社。株式ゲームをヒットさせた縁で日興証券からスカウトされて、証券マンに。その後、家業をついで
インターネット時代のTシャツ屋を追求する。文章家としても、雑誌やWEBで多数の連載を持ち、単行本「すぐやる!」技術シリーズは累計25万部を突破。
講演も各地で行い、多摩大学経営情報学部 客員教授、明治大学商学部 講師を勤め、2020年4月に新設する情報経営イノベーション専門職大学(愛称:iU)の専任教員に着任。マルチに活躍する久米さんと、明日の日本を探しましょう。

◇これからの建築、これからのコミュニティ。
柄沢祐輔、田口陽子・橘川幸夫

柄沢祐輔さんは、アルゴリズム建築という世界の大きな流れを日本人つして追求している数少ない建築家。作品がフランス国立ポンピドゥー・センターに作品が所蔵され、世界も注目しています。田口陽子さんは、東洋大学理工学部建築学科の准教授として、建築と地域づくりの研究と実践を推進しています。お二人に、建築の世界の現在とこれからについて、お話していただきます。

▼音声・音を使ったコンテンツを募集します。みなさん、企画して、工夫して、「おしゃべり放送大学」に合流してください。投稿の方法は簡単です。各自、それぞれ、PodcastやYou Tubeにコンテンツをアップしてもらい、事務局までご連絡ください。すでにアップされているものでも問題はありません。放送させてもらう場合は、ご連絡いたします。

おしゃべり放送大学


(4)社会実装ハウスを

 昨年は一般社団法人未来フェスを設立し、仲間たちと模索を続けています。既存の「学校」と「社会」との間に「もうひとつ別の学校」を作ろうとする試みです。日本各地の地域の人たちと連携しながら、進めていきます。また、アジア各地の人たちとも連携していきます。

 毎月第四土曜日17時からは、定期サロンを実施しています。青山のオーバルビル16階です。

 サロンやミーティングのご案内は、橘川のメルマガでご案内しています。

3.引き続き

 ということで、橘川とお付き合いしてくださっているみなさんに、あらためて感謝、申し上げます。50歳以後、やってきたことし、自分の人生で知り得たことを、次の世代に渡していくということだけです。それは押し付けるということではなくて「ゆだねる」ことだと思っています。70歳になり、その想いは、ますますむき出しになってまいりました(笑)。

それでは、引き続き、お付き合いのほどを。

            2020年2月4日(立春)
                  橘川幸夫

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