授業のイノベーション
単発の講演会は、かなりいろいろやったが、レギュラーとして授業を受け持ったのは、1980年代に、宣伝会議のコピーライター養成講座やエディタースクールなどで始めたのが最初。当時は僕も30代。
1990年代の最初の頃に、神奈川情報文化専門学校(現在、アーツカレッジヨコハマ)のマルチメディア科の創設プロジェクトを担当し、授業を受け持った。その後、武蔵野美術大学で講師、日本デザイン専門学校(現在、日本デザイン福祉専門学校)の講師などを経験する。 現在は多摩大学。
単発のセミナーや講演会と、学校の授業の違いは、単発の場合は、個人的に僕のことに興味のある人が集まってくれているので、最初から本質的な話を持ち出しても聞いてもらえる。特に僕の場合は、講演会は音楽のライブと同じだと思っているので、その場の雰囲気に合わせて会場を盛り上げるようにしていく。擬似的ではあるが、講演会場は、最初からコミュニティが成立している。
しかし、学校の授業は、まず講師の僕のことなど、まったく知らない子たちが集まっている。気分はアウェーである。なので、かっこつけて話しても、外してしまう。彼らは、僕の話を聞きたいというよりも、単位が欲しくて、来ているというのが本音だろうから。
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