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どろかつの合流


 どろかつが欅坂46に合流した。平手友梨奈が脱退したあとの欅坂46には、正直、魅力を感じない。というより、平手が脱退した意味を、それぞれのメンバーがどう受け止めたのか分からない。平手の成長についていくだけだったメンバーは、この先、どういう展望があるのか。惰性で残ることに意味があるのだろうか。どろかつは、すでに、ピンとして活躍出来るだろう。しかし、どろかつは、平手の代役には向かない。ゼロから、新しい欅坂を作っていかなければならないのだろう。平手の幻影から抜けられない、一期生の動向がすべてを決めそうだ。

 どろかつがキャプテンに推しを聞かれた時に「菅井友香さんです、今日会って好きになりました」って言った。「推しは平手さんです。だけど、もういません」と言いたかったのだろう。「平手とは言うな」という運営側の圧力を揶揄したような気がした。そのことは、菅井も分かっていたような雰囲気になった。

 欅坂46は、ある意味、新設の女子校だったと思う。「一人が辞める時は全員が辞める時」という、かつての言葉に嘘はないだろう。しかし、一人抜け、二人抜け、それでも惰性で動いているグループから、平手が自主退学した。高校は3年で卒業だ。


 一期生は一度解散して、二期生たちによって、新たなスタートをすべきではないのか。このままで新曲を出せるイメージがわかない。その時は、第一期欅坂を育てた、土田・澤部のコンビも変わって欲しい。すべてを捨てなければ、すべては始まらない。今のケヤカケは不健全な番組だ。

 たとえはおかしいかも知れないが、クローズ(高橋ヒロシのマンガ)の武装戦線の四代目・九能龍信が引退する時に、村田十三は四代目メンバーを全員辞めさせて、武田好誠ら三人だけに、あとを引き継がせた。それは大変な戦いであったが、それしかなかったのだろう。村田十三的な、菅井キャプテンのリーダーシップに期待したい。

 しかし、バスラの一度だけでも、テチとドロカツがからんだ景色をみたかったな。

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