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拝啓 広告関係者の皆様へ。
昨日に続き、本日も新刊リリース(笑)定価1000円。
だいたい3時間で一冊、まとめられる。
今回のは、広告関係者必読(笑)
広告と社会とクリエイターの未来についてまだまだ議論の余地はありますよ。橘川幸夫。
高度情報化社会において「広告」の意味と役割をもういちど見直す。
広告そのものが古い衣を脱ぎ捨てられるかが問われている時代だ。
(星山健太 コピーライター)
▼Contents
第一章
佐野氏問題が終わらない。
1.祭りは終わらない
佐野氏問題は、潔白を証明しようとすればするほど、新たな疑惑が発生して、泥沼化している。そもそもの問題がなんなのか、佐野氏や大会組織委員会は、自覚していないのだろうか。
五輪エンブレム「原案公表しない」…大会組織委
「同委員会は当初、このデザインを使おうと世界中の商標を確認したが、似たようなデザインが見つかったため、佐野氏に修正を求め、7月に発表されたデザインに落ち着い
ソーシャル・ワールド
80年代、日本のバブルの最中に、そんなこととは無関係に、パソコン通信が誕生し、90年代のバブルの崩壊あたりから、インターネットが始まった。インターネットの開始ともに、日本中で地域プロバイダーが登場した。パソコン通信のホストをやっていた人たちや、大手企業を脱サラして、プロバイダーを立ち上げた人も多かった。時代の流れはインターネットだったが、プロバイダーという仕事が大変で苦戦しているうちに、大手プロ
もっとみるSingularityの時代を生きる
Singularityという言葉がある。人間は機械を創りだしたが、その機械の能力が人間の能力を超える地点があるということである。やがて、パワーアームをつけた老人は若者より重たい荷物を持つことが出来、徒競走でも負けなくなる。その地点は、確実に近づきつつある。
技術的特異点(ぎじゅつてきとくいてん、Technological Singularity)Wiki
僕は「森を見る力」(晶文社 2014
続・佐野氏問題の終了
佐野氏のメッセージは、ご家庭にイタズラなどがあり不安なのでエンブレムは撤回するということでした。そのことをもって、多くの人が同情し、問題追求はやめようという気分になっているようです。大人げない連中によるイタズラはけしからんことだと思いますが、あのメッセージは、一番、大事な問題への自覚が抜けているような気がする。「図らずもご迷惑をかけた」人々ではなくて、「意図的にご迷惑をかけた人」に対する謝罪がな
もっとみる佐野氏問題の先に考えること
佐野氏問題の先に考えること
20世紀は組織の時代であった。国家は軍備を拡張し、企業は自己資本率を高め、ライバルの組織と戦った。近代社会では、特別のスーパースターでなければ、個人は、組織の一員としてのみ評価された。国家は別の国家と世界戦争を行い支配地域を拡大し、企業は企業買収によって勢力を拡大していった。しかし、そういう方法論は終わっている。なぜなら、物理的な世界には限界があるからだ。戦後のダイ