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『イコール』編集部(編集長の日記)

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『イコール』編集塾の開始(2024年6月26日版)

『イコール』編集塾の開始(2024年6月26日版)  橘川幸夫は1972年の「ロッキング・オン」創刊以来、既存の出版社のメディアの作り方とは別の「参加型メディア」という独自の方法を模索してきました。  50歳までは、社会の中で具体的なメディア開発を模索し、50歳をすぎた時に、次の世代に自分の経験をバトンタッチするために私塾をはじめました。  最初は「リアルテキスト塾」という名前で、客観的な文章技術ではなく、リアルな自分自身の感覚での表現を目指すために、まとわりついている

編集長日記 書店の数が減るのが問題なのか。

書店の数が減ったとインテリが騒ぐ。だけど、町から減っているのは、本屋だけではないだろう。八百屋も肉屋も魚屋も酒屋も時計屋も文房具屋もレコード屋もパチンコ屋も古本屋も映画館も銭湯も、みんな減ってる。増えたのは、ドラッグストアとチェーンのコンビニ、ファーストフードばかり。個人商店が大手のシステムに吸収されたのが、80年代以後の、日本だ。 そして、人口減少。戦後の焼け跡から 物質的に拡大する高度成長は、店舗数も、商品数も、大きく拡大した。それが、縮小社会になっている現実がある。特