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小説「占い師の時代」-----探偵と純喫茶マスターと占い師

マスター橘川幸夫の小説を連載しています。 オンライン純喫茶「キツ」 24時間営業しています。 https://miraifes.org/kitsu/
樹喫茶「キツ」に客がこないので。この部屋は、マスターの物語生成工房にしようと思う。
¥2,000 / 月
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2024年6月の記事一覧

『イコール』編集塾の開始(2024年6月26日版)

『イコール』編集塾の開始(2024年6月26日版)  橘川幸夫は1972年の「ロッキング・オン」創刊以来、既存の出版社のメディアの作り方とは別の「参加型メディア」という独自の方法を模索してきました。  50歳までは、社会の中で具体的なメディア開発を模索し、50歳をすぎた時に、次の世代に自分の経験をバトンタッチするために私塾をはじめました。  最初は「リアルテキスト塾」という名前で、客観的な文章技術ではなく、リアルな自分自身の感覚での表現を目指すために、まとわりついている

イコールのサイトをリニューアルしました。

我が家の食卓 刺身盛り合わせ定食

次号イコールの原稿依頼や企画検討の日々。また、次号が楽しみだ。70年代に雑誌やってて、毎号、創刊号のような気持ちになって、新しいことを追求していたことを思い出した。ロッキングオンの時は、渋谷に、お前はいつも勝手な企画ばかりやってだよなぁ、と思い出されたり、ポンプの時は編集長だったので、毎号新しい企画や構成案を考えていて、それをやり尽くした感じになったので、三年でやめた。イコールも、まずは、三年が目標^_^。まあ、今回は、久恒、田原のイコールも発進するし、これからも、いろんなイ

私と橘川幸夫/平野友康

 これまで僕は、橘川幸夫から何度も雑誌を作ろうとか、こういう企画をしようと数限りなく誘われてきました。彼の企画には、どこか昭和の懐かしい匂いが漂い、常に面白さがありました。毎回彼の話を聞くのが楽しかったし、こんな人は自分の周りにはいませんでした。  橘川の企画は、何かが売れるとか流行るとかではなく、企画を通して人々の関係やその人自身が変わっていくことが目的でした。その変化が集団としても起こるのです。私は過去何年にもわたり多くの企画を聞いてきましたが、その中でも特に多かったの