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イコール「書評の書店」

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深呼吸書店は雑誌「イコール」の書評頁と連動しています。編集部に参加した人たちは自分で読んだ本の書評をアーカイブしてください。
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#なんなら

イコール「書評の書店」使い方ガイド

Noteに書評のマガジンを作りました。 書評を書いている、書きたい人は「書評の書店に登録希望」とイコール編集部 equal-info@demeken.netまで連絡ください。その際にあなたのNoteアカウントを教えてください。登録されると、確認のメールが届きますので、許諾をしてください。 なお、登録は、当面、深呼吸学部関係者に限定させていただきます。 書評の登録の進め方は以下です。 1.まず、自分のNoteアカウントが必要です。 2.自分のNote頁で書評を書いてください

[ドゥルーズ入門] 檜垣立哉 著      ちくま新書 刊     

生の哲学を引き継ぎ、広く哲学のバロック性に棹差し、独自の生命システム論とでも言える思考を展開した、前期ドゥルーズ。ガタリとの思考の大展開以前、定型的な哲学の枠内で仕事をしていた時代の、入門書である。20世紀前半においてはハイデガーが、後半はドゥルーズが、哲学の世界では熱狂され、日本に置いて多大な影響を与えた。この本は、ドゥルーズの、「通俗化」の試み、なのだそうだ。おそらく通俗化とは、一般化というような意味合いなのだろう。ドゥルーズで読んだのは「アンチ・オイディプス」だけ。難解