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橘川幸夫の深呼吸学部

橘川幸夫の活動報告、思考報告などを行います。 ★since 2016/04 2024年度から、こちらが『イコール』拡大編集部になります。 『イコール』サイトはこちらです。 h… もっと読む
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2022年7月の記事一覧

掴んでから捨てる。何も掴んでないのに、捨てることなんか出来ない。

深呼吸する言葉

説明や解説や論破の時代は終わらせよう。表現の時代を始めよう。

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橘川幸夫(思考note)+深呼吸学部「出版学科」について

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参加型社会学会のリスタート

2022年8月より、本格的な活動を開始します。 関心のある方は、こちらの「参加型社会学会noteマガジン」に登録してください。活動の進展について報告させていただきます。 設立趣旨 明治維新による日本近代の開始から154年、敗戦による戦後民主主義社会の構築から77年経った、2022年。私たちは、僅かな期間で国家の近代化と、近代的な個人の確立を急速度で推進してきました。 急速な変化は、日本社会にさまざまなひずみを生み、外部の知見や技術をキャッチアップする手法も、息切れを起

深呼吸する言葉・選挙

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ガーシーとは何者か(4)ガーシーの当選と立花孝志の戦略

(1)You Tubeの意味選挙という議会制民主主義が最大の効力を発揮したのは、まだメディアが未成熟で、日本の中にさまざまな「地域」があり、「業界団体」「組合」「宗教」「イデオロギー」などの濃密なムラ的なコミュニティが点在していたからである。それぞれのコミュニティの代表を立候補させ、それぞれのコミュニティの権利を代弁させることで、国全体が機能していた。議員は、なにごとかの代理人である。 しかし、近代のそうした閉鎖的コミュニティの時代の中で、通信技術が急速に発達し、閉鎖的なコ

「亀田武嗣の地域と食べ物塾」ご案内

亀田武嗣の日本全国うまいもの塾・第一回・海流と北前船 亀田武嗣は、新宿高校を中退してアメリカに行き、オレゴン大学数学科を卒業して帰国。伊藤忠商事系のCTCに入社して、日本各地の大学や研究所にワークステーションを販売する仕事についた。インターネットの台頭期に、プロバイダー立ち上げコンサルタントになり、やがて、日本地域プロバイダー協会、日本インターネットプロバイダー協会((JAIPA))の設立に関与、事務局長に就任する。 合わせて、日本各地の周り、行政、大学、農業・漁業生産者

安倍晋三さんの死

 自分の考えと違う人がいる。議論になれば敵対する。対立が深まる。しかし、なぜ対立するのか。それはいつか、ほんの少しでも和解の可能性があるからだ。いつか、対立する概念を止揚して、新しい理解にたどり着くかも知れないと思うからだ。相手を殺害するために議論をするのではない。  テロに倒れた政治家の死に際して、因果応報とか、ざまあ、とか言ってる人たちは、最初から相手を殺戮するために議論をしていたのか。テロは、議論を中断させ、もしかしたらいつか和解出来るかも知れないという未来を喪失させ

ジャーナリストがインターネットを本格的に使い始めた。

セクハラの噂で社長退任してしまった電機興業。 すごいな。取締役会の音声を公開してしまった(笑) インターネットを使った新しいジャーナリズムがはじまっているようだ。 Spotifyで聴けます。 背景 電気興業

ガーシーとは何者か(3)YouTuberジャーナリズムの可能性。

1.参加型社会への道GAFAのようなプラットフォーマーが情報管理をコントロールしている時代から、いわゆるWeb3.0的な、分散型ネットワークへと世界の潮流が流れていく時に、政治の世界は、どう変化していけばよいのだろう。 既存の政治政党は日本近代のはじまりである明治時代にスタートして、戦後民主主義のはじまりである敗戦からはじまる戦後社会の構造の中で発展した。議会制民主主義は、選挙による代理人選考による税金の配分システムである。 戦後に発展した既存政党は、業界、組合、宗教など

ガーシーとは何者か(2)ガーシーというジャーナリズム

1.ジャーナリズムの変質 長年、出版業界にいて、出版界の変質、出版社の変質、編集者の変質を見てきた。私は参加型メディア一筋なのだが、旧来型の出版人との付き合いも多く、素晴らしいジャーナリスト魂を持っている友人も多い。不思議なことに、根性のあるジャーナリストほど、文章が上手い。言葉の扱いを大事にしている人を私は信用する。  ただ、方法論的には、旧来のジャーナリズムは終わると思っている。それは出版ジャーナリズムが、代理人のシステムに拠っているものだからだ。文春砲といっても、基本