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橘川幸夫の深呼吸学部

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2021年8月の記事一覧

深呼吸学部報告 2021年8月20日

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マルキ新聞2021/08/18 町の看板屋さん。

 近くを散歩していたら、地元の地図看板があった。  昔は、町のあちこちに、店舗の地図の看板があった。  だいたい地元のペンキ屋さんが、やっていて、町内の商店や企業を回って、協賛金を集めて地図に書き入れる。おそらく1000円単位の安い値段だったろう。町のお祭りの寄付みたいな感じであった。みんなで少額を出し合って、地域情報サービスを完備したのである。  Google Mapsが登場して、存在意味がなくなったが、残っているところには残っている。ペンキ屋さんは、地元のお店を回って

メンタリストDaiGoの問題について(4)入国管理局の横暴さとつながるもの。

 DaiGoの差別発言の時期と同じくして、入国管理局による外国人に対する信じられない抑圧的な暴力でスリランカの女性が亡くなったというニュースがあった。 入管、希薄だった人権意識 施設でスリランカ人女性死亡 原則収容の見直し急務  私はYou Tubeで、日本に遊びに来たり生活している外国人の番組をよく見る。子どもの頃、アニメなどで日本に関心を持ち、観光で日本に来て、気に入って住み着いた人たちが多い。白人が多いが、中国人や韓国人もいる。彼らが異口同音に言うのは「日本人はやさ

メンタリストDaiGoの問題について(3)企業のあり方について

(1)論争の勝ち負け 学生時代、たくさんの議論や論争をした。相手は党派左翼、右翼、宗教団体の学生組織員、ノンポリ、マニアなど。論争をして勝ったという記憶がない。みんな負けた。  それは、私が自分の言いたいことを一所懸命伝え、相手の考えていることを一所懸命に理解しようするのに対し、相手は、自分の言いたいことを一方的に言うだけの人間が多かったからだろう。特に組織を背負っている人間は、組織の言葉で語るから会話にならないことが多い。論争の最後の方になると、相手の考えていることが分か

メンタリストDaiGoの問題について(2)彼はどこから来たのか。

 地域コミュニティが崩壊したまま、戦後社会の中で構築されて受験教育一本槍の学校環境の中では、クラスの中は、競争社会のライバルの集まりになり、クラスメートの良好な関係は築けないだろう。  戦後の初期の小中学校に通った私は、学校そのものがコミュニティであり、クラスの中には、成績優秀な者から成績の悪い者、スポーツ万能な者から苦手な者、人付き合いの良い者から悪い者、多様な人間が、同じ時間と空間を共有している感覚があった。それは、社会の縮図であり、社会というのは、いろんな人がいるんだ

メンタリストDaiGoの問題について(1)失ったものを回復する道

(1)DaiGoと、その背後の風景 DaiGoの差別発言で紛糾し、本人が謝罪した。DaiGoについては熱心なフォロアーではないが、スピード感あふれるトークと分析力で、頭の回転がすごいなと思っていた。大量の読書もしているだろう彼が、こんな社会生活を営むための基本的なルールを逸脱した発言を、なぜ、当たり前のように発したのか。 「メンタリスト」DaiGoさん 生活困窮者への“差別発言”で謝罪  DaiGoの考え方の根底にある意識は、「ホームレス狩り」と呼ばれている、ホームレス

青空表現活動の開始宣言。橘川幸夫

 嵐が去った後に、爽やかなブルーの空にたゆたう雲の大きさが嬉しい。  人類にとって「近代」というのは、使い慣れない近代自我と生来の欲望を混ぜ合わせた、人工的な暴風雨のような気がする。生まれて、遊んで、死んでいくだけの人生に、なにやら社会の使命感やスキル習得を注ぎ込まれ、ストレスを抱えて、ノイローゼになったインテリたちがはじめたのが近代文学だろう。  文章を書くことは楽しい。それは遊びだから。自分の心の中を覗くのも楽しいし、空想の現実を描いてみるのも楽しい。楽しいことはやる